2010年5月11日(火) <第2510号>
− Aの囁きを聴く −
部下の立場にいるAさんは、一日を通して口に出る自分の"囁き"に注意を払っていません。
上司の立場にあるあなたは、部下のAさんの"囁き"を「かがやき」に変えてみてください。
1206.仕事でも、"いい持ち味"を出している人たちがいる。
よく言う、「人に使われ上手」な人たちだ。
人に"ああしろ"といわれたら"OK!"
人に"こうしろ"といわれたら"任せなさい!"
と元気よく反応し、さっさっと仕事を片づける。
1207.経営責任者は、顧客と同じ目線に立つことで
顧客が自社の製品・サービスをどう思っているか、何を期待しているかについて常に関心を持つ。それは、平素顧客と同じ目線で話をしている現場の従業員と同じ立場に立つことだ。
英語の「understand」という言葉は、「under + stand」に分解される。
つまり、下に立つことによって「理解」は成り立つのだ。
高見からの観察によっては、現場で起きていることを理解できない。
1208.折れ合う。
自分で「自分を守る」手段を身につけることは、世の中の人や「しくみ」と「仲良くやっていく」方法を身につけるということで、「折れ合う」ということに通じる。
いったん社会に出たとき、「あれはイヤ」「これもイヤ」では自分を守れない。
人と社会と、衝突しながら、ときには苦しく、ときには辛い思いをする「折れ合う」気持ちが必要だ。
1209.議論をすれば損をする。
相手の立場で物事を考えることは、議論をするよりもかえって興味があり、しかも、比較にならぬほどの利益がある。
1210.まずは受け入れがたいことを受け入れる。
世の中に出れば、「受け入れがたいこと」は沢山ある。
とうてい無理としか思えないことを平気で押しつけてくる人もいる。
自分の都合ばかりをいう人もいる。
自分の不運や病気は「受け入れがたいこと」のひとつだ。
しかし、受け入れてみれば、そこには新たに「見えてくるもの」もある。
何もかも受け入れてみれば、これまで腹が立って仕方のなかったものにまで、
感謝の念がわいてくるから不思議だ。
「受け入れる」とは、「ありがとう」でもある。
まずは何ごとにも「イエス」といってみる。
いったん受け入れてみたが、どうしても自分にとって
「ありがたくないこと」であれば、「申し訳ありませんが」と詫びを入れる。
− 明日(5/12)は『1211.言葉などなくても』を掲載します −
<バックナンバー>
1201.自分が嫌がっている人というのは、相手も自分を嫌がっている。
1202.受動的な聴き方は、能動的な行動を引き出す。
1203.キャリアは「自分にとっての資産」であり
1204.もっと自然に「自分」を受け入れてみる。
1205.嫌な相手に「ありがとう」を言うのは、勇気がいる。
1206.仕事でも、"いい持ち味"を出している人たちがいる。
1207.経営責任者は、顧客と同じ目線に立つことで
1208.折れ合う。
1209.議論をすれば損をする。
1210.まずは受け入れがたいことを受け入れる。
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