2010年3月30日（火） <第2468号>

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　−　Ａの囁きを聴く　−

部下の立場にいるＡさんは、一日を通して口に出る自分の"囁き"に注意を払っていません。
上司の立場にあるあなたは、部下のＡさんの"囁き"を「かがやき」に変えてみてください。

996.収入の減少や失業の不安に直面している職場が多い。
いま、会社に寄りかからず、
会社以外にフィールドを持つ「ライフシェア」という生き方が静かに支持されている。
ライフシェアを成功させるポイントのは、次の5点だ。
まず、「会社の性質を見極める」こと。
次に、「就業規則を確認」する。
そして、「自然な展開を生かすべき」だ。
さらに、「働き方の二極化」を視野に入れる。
最後に、「会社に所属したいのか、情報や付加価値を売って生計をたてるのか」
を明確にすべき」だ。

997.即戦力を外部労働市場から
必要な時に必要なだけという人材のカンバン方式が進んでいる。
景気の不透明感を背景に、会社では以前のように社員を抱え込んで育てることが難しくなって
いるからだ。

998.労災保険は正社員だけでなく
パート・アルバイトや外国人労働者などすべての労働者が対象になる。
法人・個人事業主に限らず、社員を1人でも使用している場合は強制適用事業所として
労災保険の加入が義務づけられている。

999.国民健康保険法では
特別の事情もなく1年以上保険料を滞納している世帯には、保険証を返還させ、
資格証明書に切り替えることを義務づけている。
資格証明書を利用して医療機関にかかるときは、医者代を10割負担し、
後で市町村に7割の給付を請求することになる。
滞納者が増えたり、まじめに支払っている人から苦情が殺到したりするのではないか。
国民健康保険の保険料未納問題は深刻だ。
厳正な運用が望まれる。

1000.「沈黙で売る」
「沈黙で売る」有名な営業マンがいる。
お客様と向かい合っても黙っているだけ。
しびれを切らしたお客様が「今回は価格的に折り合いがつかない」と話しはじめた。
全部聞いてから、「そうですか」といった営業マンは、またそれから黙ってしまった。
この商談の結末は・・・。お客様は、こう言った。
「黙っているだけ。落ち着いてじっと座っている彼をみていると、最初は何も話さないのかと
不安になったが、だんだん安心感のようなものが広がってきたんだ。
それは不思議な感覚だった」。

　　 　　　　−　明日(3/31)は『1001.あなたは、まだしゃべりますか？』を掲載します　−　


＜バックナンバー＞
991.社長は会社内では一番力があり、社員とは対等な関係にはなれない。
992.「叱る」目的は、部下の指導と成長にある。
993.編集長も人の親、「してはいけないこと」はわかっている。
994.不当な取引を許したままでは、弱者はいつまでも弱者のままである。
995.大企業の男性雇用者や高学歴者ほど
996.収入の減少や失業の不安に直面している職場が多い。
997.即戦力を外部労働市場から
998.労災保険は正社員だけでなく
999.国民健康保険法では
1000.「沈黙で売る」

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