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2009年6月25日(木) <第2192号>

                      リーダー 3/8の条件

       − 8分の3の『強み』がなければ、魅力を感じさせるリーダーになれない −

魅力を感じさせるリーダーは、次の8つのマネージメントの内、3つの強みを発揮している。

1.「感情・マネジメント」
2.「ミーティング・マネジメント」
3.「プロダクティビティ・マネジメント」
4.「タイム・マネジメント」
5.「ストレス・マネジメント」
6.「ヘルス・マネジメント」
7.「パフォーマンス・マネジメント」
8.「キャリア・マネジメント」

付録「アクティブリスニング(AL 傾聴力)・マネジメント」

             − アクティブリスニング(AL 傾聴力)に挑戦する −

ALとは他人の話に、しっかりと、注意深く、耳を傾ける能力。
(人は自分の話を聴いてくれる人にしか、自分の心を開かない)

10.オートクラインとパラクライン
部下も上司も、聞かれることを求めています。その理由のひとつは、私たちは、口に出すことによってはじめて自分が内側で思っていたことを知ります。自分が考えていることを知るためにも、素晴らしいアイディアを自分の中から引き出していくためにも、それを聞いてくれる人が必要です。

「話してはじめて自分が何を考えていたか分かる」
どんなアイディアもすべて人の内側にあったものです。内側にあったときには本人も気がついていなかったかもしれないものが、誰かとの会話の中で、アウトプットされ具現化されたものです。

必ずしも対話の最中に引き出されるとは限らず、対話に刺激され、後日、気づきやひらめきやとして現れてくることも少なくありませんが、人と話している最中に、自分が口にした言葉を自分で聞いてはじめて”ああ、私はこんなことを思っていたんだ”と気づくこともあります。

人が「話す」ということには、単に相手に情報を伝達するということだけではなく、対話をすることによって自分が何を思っているかを知るという目的が含まれていることに気づきます。

つまり、相手に話しながら、自分でも自分の声、自分のアイディアを聞いています。そして、それは偶然ではなく意図的に行われています。

「オートクラインとパラクライン」
人の細胞も、お互いにコミュニケーションを交わしています。それは情報を伝達し合っているわけです。Aという細胞が情報を発信し、Bという細胞のレセプターがそれをキャッチします。この過程をパラクラインといいます。

このコミュニケーションで新しい発見があります。Aという細胞は自分でレセプターを出して、自分の発信している情報を自分で受信しています。このことをオートクラインといいます。

   − 明日(6/26)は『11.オートクラインを目的としたコミュニケーション』を掲載します −


<バックナンバー>
00.はじめに
01.聞くことの意味
02.聞くことに関するアセスメント
03.コミュニケーションの主体
04.あなたの話は聞かれていない
05.「聞く」ことに対する誤解
06.「聞く」ことの妨げになるもの
07.聞き手のレセプターを開く
08.自分が見たいように見て、聞きたいように聞いている
09.相手の中にレセプターを作っていく
10.オートクラインとパラクライン

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