2009年6月23日(火) <第2190号>
リーダー 3/8の条件
− 8分の3の『強み』がなければ、魅力を感じさせるリーダーになれない −
魅力を感じさせるリーダーは、次の8つのマネージメントの内、3つの強みを発揮している。
1.「感情・マネジメント」
2.「ミーティング・マネジメント」
3.「プロダクティビティ・マネジメント」
4.「タイム・マネジメント」
5.「ストレス・マネジメント」
6.「ヘルス・マネジメント」
7.「パフォーマンス・マネジメント」
8.「キャリア・マネジメント」
付録「アクティブリスニング(AL 傾聴力)・マネジメント」
− アクティブリスニング(AL 傾聴力)に挑戦する −
ALとは他人の話に、しっかりと、注意深く、耳を傾ける能力。
(人は自分の話を聴いてくれる人にしか、自分の心を開かない)
08.自分が見たいように見て、聞きたいように聞いている
”私たちは、情報に触れる前から、とり入れる情報を決めている”
私たちの体は30兆ともいわれる細胞が集まってできています。細胞が情報を受信する器官をレセプターといいます。レセプターとは受容体、受容器と言う意味です。
実は、耳や目が見たり聞いたりしているわけではなく、見たり聞いたりしているのは脳であることは前回に説明しました。脳は目や耳に入る情報を全部とり込んでいるのではなく、その中から選んでいる、言い換えれば、見たいものや聞きたいことしか受けとらないのです。
細胞のレセプターも同じで、どんな情報でもとりとり込むわけではなく、どの情報を取り込むかは、情報に触れる前にすでに選択されています。受信する側に発信された情報に対するレセプターがなければ、またはレセプターを出していなければ、どんなに有益な情報があっても受けとられることはありません。
たとえば、自分の子どもが小学校に入ると、黄色い帽子が目に入ります。それまで黄色い帽子は見ていたのですが、意識に上らなかったのです。コートを買いたいと思っていると、ショーウィンドウのコートが目に入ります。コートに興味がなければ、それらの情報はあっても目に入りません。
”レセプターは受け身ではない”
レセプターは、自分がほしい情報を積極的に取りにいっています。
− 明日(6/24)は『09.相手の中にレセプターを作っていく』を掲載します −
<バックナンバー>
00.はじめに
01.聞くことの意味
02.聞くことに関するアセスメント
03.コミュニケーションの主体
04.あなたの話は聞かれていない
05.「聞く」ことに対する誤解
06.「聞く」ことの妨げになるもの
07.聞き手のレセプターを開く
08.自分が見たいように見て、聞きたいように聞いている
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