2009年6月10日(水) <第2177号>
リーダー 3/8の条件
− 8分の3の『強み』がなければ、魅力を感じさせるリーダーになれない −
[.「キャリア・マネジメント」
− 自分のキャリアは自分で責任を持って構築する −
17.キャリアの描き方にも個性がある
キャリアの描き方には人それぞれのやり方があります。自分のキャリアについて常日頃から意識していることは重要なことであるということを、ほとんどの人が知っています。しかし、いざ描こうとしたとき、ある手順に則ったからといって、誰しも簡単にキャリアプランが描けるということでもありません。
ヴィジョンがまったく描けないタイプの人もいます。ヴィジョンを5分でつくる人もいれば、1年かかってつくる人もいます。自分の価値が分からないという人もいます。
ヴィジョンは描けるが、具体的な行動計画となると、チャンクダウンができない人もいます。自分のキャリアは自分でマネジメントしたいという意識が高い割には、常に必ず人や外部環境に合わせて物事を決断している人もいます。
そこで以下のような部下に、あなたならばどのようにアプローチしますか?
タイプA
ヴィジョンが描けない。ヴィジョンについてのオープン・クエスチョンをすると、ただ黙る。
タイプB
行動計画を立てるものの、行動が起きない。しかしキャリア・マネジメントの必要性は理解しており、あなたからみてもキャリア・マネジメントはこの部下にとって非常に重要だと感じている。
タイプC
やりたいことがころころ変わる。常に何がいちばん簡単で得かを考えて、実行はするが、成果にならないうちに新しいことに手を出す。
− 明日(6/11)は『18.ビジネスパーソンが陥りやすい落とし穴がある』を掲載します −
<バックナンバー>
[.「キャリア・マネジメント」
00.はじめに
01.キャリア・マネジメントを理解する
02.第一章の確認(キャリア・マネジメントを理解する)
03.キャリア・マネジメントを振り返るときのポイント
04.キャリア・マネジメントのポイント
05.キャリア・マネジメントの目的
06.キャリアデザイン・シートを作成する
07.どんなことに『価値』を置いているか
08.『価値』のリスト
09.あなたの『強み』を見つける
10.あなたの『市場価値』を見つける
11.今後のキャリアについてプランする
12.夢が「ヴィジョン」を構築する
13.「ヴィジョン」を明確にする
14.行動計画を作成する
15.キャリアは計画どおりにはいかない
16.キャリア・マネジメントを楽しむ
17.キャリアの描き方にも個性がある
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