2009年6月4日（木） <第2171号>

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リーダー　3/8の条件

　　　　　　　−　8分の3の『強み』がなければ、魅力を感じさせるリーダーになれない　−

�[.「キャリア･マネジメント」

　　　　　　　　　　　　　−　自分のキャリアは自分で責任を持って構築する　−

11.今後のキャリアについてプランする
まずはヴィジョンを設定します。

ヴィジョンを設定したら、次にそのために何を達成していくのかについて行動計画を立てます。
行動計画は、できる限り具体的な行動を設定します。

『ヴィジョン』を明確にする
どうして『ヴィジョン』が必要か？

起こった瞬間には非常に不本意で、自分にとってマイナスに働く予感のするイベントでも、
対応によってはキャリアにとってプラスに働くことが少なからずあります。

特に、コントロール不可能なイベントをチャンスにするためには冷静で戦略的な対応が必要ですが、このためには、自分のキャリアにおける『ヴィジョン』が明確になっている必要があります。

たとえば、モノを作ることが好きで技術部門で仕事を楽しんでいた人に、
突然の営業部門への異動が言い渡されたとします。
捉え方によっては、非常に不本意で技術者としてのキャリアを分断されるようで、
つらいものです。

ヴィジョンが明確でないと、一時的な反応からの判断で技術部門でのキャリアを伸ばせる違う
会社に転職してしまう可能性もあります。

しかし、たとえばこの人が、
「自分のヴィジョンは自分と同じ世の中のオートバイ好きの人たちに、もっともっとオートバイを
楽しんでもらうことだ」
と明確に認識していたとしたら、営業部門でもやれることはたくさんあるはずです。

逆にオートバイを軸としたあらゆる業務を多角的にみることができ、
将来、経営者やマネジャーとして手腕を振るう基盤となる可能性もあるのです。

　　　　　　　　　−　明日(6/5)は『12.夢が「ヴィジョン」を構築する』を掲載します　−


＜バックナンバー＞
�[.「キャリア･マネジメント」
00.はじめに
01.キャリア・マネジメントを理解する
02.第一章の確認(キャリア・マネジメントを理解する)
03.キャリア・マネジメントを振り返るときのポイント
04.キャリア・マネジメントのポイント
05.キャリア・マネジメントの目的
06.キャリアデザイン・シートを作成する
07.どんなことに『価値』を置いているか
08.『価値』のリスト
09.あなたの『強み』を見つける
10.あなたの『市場価値』を見つける
11.今後のキャリアについてプランする

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