2009年2月21日（土） <第2068号>

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リーダー　3/8の条件

　　　　　　　−　8分の3の『強み』がなければ、魅力を感じさせるリーダーになれない　−

�T.「感情・マネジメント」

自分の感情を理解できてはじめて人(上司)は、
他者(部下)の感情に対しても適切に対応することができる。

09.Ｇ社長の気づき
Ｇ社長の会社はとても業績が良いが、赤字部門が1つあります。
昨年暮れからその部門を閉じようか迷っていました。

「本当に納得のいく決断をするためにはどうしたらいいか」
ボードメンバーと話し合い、1つの結論に達しました。

まずは、その部門を「閉じない」と仮定して「閉じない理由」を書き出す。
次に、「閉じる」と仮定して「閉じる」理由を書き出す。
どんなにくだらないと思われる理由でもすべて書き出しました。

Ｇ社長は、その事業部門を閉じることを決断しました。
Ｇ社長が最初に事業を起こしたのがこの部門であり、それを閉じたら社員に対して
自分の存在意義がなくなるような気がして迷っていたことに気づいたのです。

自分のこだわりと距離がとれると、物事を感情的な反応で選ぶのではなく、
冷静に自分の意志で選ぶことができます。

あなたは、いま何かある選択を迫られていませんか？

もしそうであれば、それを「やる理由」、「やらない理由」を書き出してみてください。

　　　　　　　　　　　−　明日(2/21)は『10.他者理解と共感』を掲載します　−


＜バックナンバー＞
�T.「感情・マネジメント」
00.はじめに
01.自分や他者の感情をマネージメントする
02.感情のマネージメントとは
03.感情に気づく
04.自己観察の習慣のある人の特徴
05.信念と自己認識
06.感情を理解する
07.「主体的な選択」と「楽観的な捉え方」
08.「自分の価値観」を知る
09.Ｇ社長の気づき

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