2009年1月23日(金) <第2039号>
ハローワークに三度来てはいけない!
12.ハローワーカー、『職業人意識』を持ちましょうよ!
求人企業の多くは、若年者(15歳から34歳まで)に次の「職業人としての自覚」を求めている。
1.責任感
2.向上心・探究心
3.職業意識・勤労観
T.責任感
1.職業人としての責任
【01】何が責任感なのか
(1)約束の時間、期限を守ること
(2)他人に迷惑をかけない、という意識を持つこと
(3)組織における自分の職務や立場を理解すること
(4)指示系統に沿って、業務を遂行できること
(5)適切なタイミングで報告・連絡・相談ができること
(6)問題意識を持って仕事に取り組むこと
(7)自ら進んで仕事に取り組むこと
【02】自分の役割を果す自覚を持つ。
まずは、所属部署であなたに割り当たられた仕事を責任を持って行う。
次に、上司や先輩、同僚などとの人間関係における自分の役割を考慮する。
そして、自分の立場をわきまえた言動をする。
【03】約束の時間、期限を守る
(1)時間を大切にする
「時は金なり」
少しの時間のロスが大きな損失につながることもある。
「相手の時間を大切にする」
同時に、相手の時間も大切であるという認識を持つ。
それは、約束の時間や期限を必ず守るということだ。
訪問する時間の約束があれば、必ずその時間に訪問する。
相手はあなたの予定でスケジュールを立てているので、
もしその時間にあなたが訪問しなければ、相手の予定が狂ってしまい、
相手の大切な時間を奪っていることになる。
"少しぐらいのズレは構わない"と自分勝手に判断せずに、約束の時間を必ず守る。
また、約束の場所に時間ぎりぎりに到着するのではなく、少なくとも5分前には到着する。
(2)期限を守る
忙しいから頼まれたことは後回しにする、勝手な判断で約束の期限を引き延ばすことはしない。
相手はその期限までに終わることを予定して、仕事の段取りを組んでいるからだ。
必ず仕事を依頼されたときは、「いつまでに」「どこから手をつけるのか」を決めた上で、
仕事を進めていく。
そうすることで、仕事の効率がアップし、決められた期限を守ることができ、
自分の時間も相手の時間も大切にできる社会人・職業人になれる。
− 明日(1/24)は<事例研究>を掲載します −
<バックナンバー>
”社長、これじゃ、若いもんは来ませんよ!ハローワーカーの目線で求人を出して下さいよ”
第一編 ハローワーカーの目線で求人企業側に対する要望
01.社長、もっと「聴く」力を習得してよ!
02.社長、もっと明るい挨拶をしてよ!
03.社長、働きやすい会社ってどんな職場なの?
04.社長、待てますか?
05.社長、インターンシップ(就労擬似体験)制度がありますか?
06.社長、企業の価値観を提示していますか?
07.社長、「採用戦略」を考えていますか?
08.社長、若年者の職場定着率をアップしてよ?
09.社長、あなたの力だけで会社が大きくなれますか?
10.社長、こんなユニークな休暇制度もありますよ!
第二編 キャリア・コンサルタントの目線でハローワーカーへの提案
01.ハローワーカー、家庭がうまくいっていますか?
02.ハローワーカー、「ライフシェア」をしていますか?
03.ハローワーカー、フリーターになると能力開発の機会もなくなりますよ!
04.ハローワーカー、まだ半分ありますよ!
05.ハローワーカー、「正社員」にこだわりませんか?
06.ハローワーカー、自分のために働きましょう!
07.ハローワーカー、朝はご飯を食べましょうよ!
08.ハローワーカー、自分の「強み」を見つけましょう!
09.ハローワーカー、キャリア・コンサルタントを活用しませんか?
10.ハローワーカー、「ワーキングプア」が増加していますよ!
11.ハローワーカー、人と話すのが不得意ですか?
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