2009年1月12日(月) <第2028号>
ハローワークに三度来てはいけない!
4.ハローワーカー、まだ半分ありますよ!
中年という言葉を耳にするだけで、憂鬱になる人も多い。
心理学者のカール・ユングは、39歳が人生の変局点であり、40歳以降に真の個性化が始まると述べている。自分の能力や今までの経験から、今後の夢を漠然とではなく冷静に吟味することができる。
レースの中間点でタイムを確認するマラソンランナーのように、中年期においては自らの夢を現実の前で再確認することができる。青年のように若くはないが、経験はもう十分積んでいる。老人のような知恵はないが、まだ時間は十分にある。
人間は中年期を境に、さらに成長する人とそこで止まってしまう人に二分される。
中年に起きやすいのが、「停滞」と「自己耽溺」。停滞は、「どう頑張っても、自分はこの程度で終りだな」と考える。自己耽溺は、趣味や異性に逃げる。停滞と自己耽溺のワナにはまると、後は失速するだけだ。
40代の折り返し点に立って、自分は何が得意か、何をやりたいのか、どんなことに意味を感じるのかを、今一度吟味する。
ワイングラスを眺めて、「もう半分しかない」と嘆く人と、「まだ半分ある」とワクワクする人の違いは大きい。夢を持ち続けることで、疲れた中年ではなく、元気中年になれる。
<バックナンバー>
”社長、これじゃ、若いもんは来ませんよ!ハローワーカーの目線で求人を出して下さいよ”
第一編 ハローワーカーの目線で求人企業側に対する要望
01.社長、もっと「聴く」力を習得してよ!
02.社長、もっと明るい挨拶をしてよ!
03.社長、働きやすい会社ってどんな職場なの?
04.社長、待てますか?
05.社長、インターンシップ(就労擬似体験)制度がありますか?
06.社長、企業の価値観を提示していますか?
07.社長、「採用戦略」を考えていますか?
08.社長、若年者の職場定着率をアップしてよ?
09.社長、あなたの力だけで会社が大きくなれますか?
10.社長、こんなユニークな休暇制度もありますよ!
第二編 キャリア・コンサルタントの目線でハローワーカーへの提案
01.ハローワーカー、家庭がうまくいっていますか?
02.ハローワーカー、「ライフシェア」をしていますか?
03.ハローワーカー、フリーターになると能力開発の機会もなくなりますよ!
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