2007年2月24日(土) <第1785号>
− 同族経営者のための実践講座 −
同族経営会社の後継者育成
中小企業のほとんどは同族経営です。
<権限委譲>
権限委譲は「内から外へ」の原則。内というのは企業の内部の問題です。
たとえば経理、品質管理、従業員管理などの仕事を任せます。それが終わったら外、つまり金融、新規得意先開拓など対外的な仕事について教育していきます。
初めから業界団体の会合への出席、得意先回りなどをさせても、経営者の実績が認めてくれず効果は薄いようです。
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- 【効果的な質問】 -
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<限定質問と拡大質問>
拡大質問とは、相手の思考に広がりを与え、自由に考えさせるための質問です。拡大質問をつくるための疑問符は、what、why、how の3つです。拡大質問を使うことで、相手に考えさせ、気づかせ、発見を促すことができます。
「このプロジェクトはどうやったら最もうまくいくと思いますか?」
「あなたがこの問題を解決するのに障害になっているのは何だと思いますか?」
「もしあなたが彼の立場だったら、この状況をどう解決すると思いますか?」
限定質問は、相手の表層意識にしかアクセスすることができませんが、拡大質問は考えさせることで、相手の深層意識にアクセスし、本人さえ気づいていない情報や可能性を引き出すことを可能にします。
<バックナンバー>
【01】「ミッションを絞り込む質問」
【02】「強みを見つける質問」
【03】「客観性を確認する質問」
【04】「効果的な質問をつくるポイント」
【05】「効果的な質問の条件」
【06】「限定質問と拡大質問(その1)」
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