2002年5月14日（火）<第178号>

■eエンジニアリングニュース
○アルプス電気は、電灯線を通信回線として併用する「電灯線通信」用のモデムを開発します。(20002/5/1)
　電灯線通信は新たな配線が不要で、将来は家庭内ネットワークの有力手段と見られています。新モデムによって、パソコンのコンセントを電源に差し込むだけで高速のデータ通信が可能になります。
< http://www.alps.co.jp/press/new2002/0425b-j.htm >
※アバウト アルプス電気(株)< http://www.alps.co.jp/ >
○ヴァイナスは、数値解析の高速化ソフト「スーパー・マトリックス・ソルバ」を開発しました。(20002/5/1)
< http://www.vinas.com/sms/index1.html >
　解を求める方向を自動修正する機能を持たせ、従来の計算ソフトに比べて10-100倍の速度を可能にしました。解析ソフトの内部に高速化ソフトを計算エンジンとして組み込めば、処理速度を大幅に向上できるそうです。
※アバウト (株)ヴァイナス< http://www.vinas.com/ >

■乱視点
○熱解析　Q&A
< http://www.hishinuma.co.jp/japanese/castherm.htm >
Q.機械加工後の歪は主に、材料の持つ残留応力が機械加工後に開放されることによる歪と、残留応力分布が仮定できるならやれないことも無いですね。熱解析ソフトで、切削熱による歪は予測できますか。
Ans.加工による発熱量が見積もれれば解析はできると思います。熱伝達率もおおよその値でも見積もる必要があります。熱伝導解析で温度分布を求めて、それを入力条件にして熱膨張解析を実施すればいいと思います(実測もやっておいてください)。
　シミュレーションソフトは熱膨張による塑性歪が大きく影響するので非線形解析ソフトが必要かと考えます。(オ)
○熱-構造　連成問題
< http://www.cybernet.co.jp/ansys/support/coupled_field_1.html >
温度場は熱荷重->温度分布、変位場は強制変位(温度と線膨張係数による)->応力分布をそれぞれ求めます。尚、熱-構造の連成問題では単位系は換算係数を入れるなど統一しておく必要があります。(オ)

■ピックアップリンク
○機械情報・制御工学大講座（機構・振動・制御研究室）です。
< http://www.nagaokaut.ac.jp/j/kenkyu/REVIEW/2_01_1.html >
○解析事例が豊富です。
< http://www.lattice-inc.co.jp/contents/page_31.html >

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