2001年11月7日(水)<第51号>
<見出し> ―――――――――――――――――――――――――――――
技術者はこれまでいかに低コストで製品を開発・生産するかに集中してきました。 分解作業に関しては、修理のしやすさは考慮しても、部品を素材ごとに再利用 するために低コストで分解する設計にはほとんど考慮してこなかったのです。 どうすればリサイクルしやすい設計ができるかを考えれば作業者の負担が軽く なります。例えばねじを外す場合、同一方向に外すことができれば解体作業が 効率化できます。特殊なドライバーを使わずに簡単なドライバー1本で解体できる ようねじの種類を統一できればなおいいいですね。
■卓上型IH調理器■
↓
http://www.melco.co.jp/home/ih_cooking/index.html
■IHクッキングヒーターの性能の良さ
・火力も強い
・キッチンの周りは熱くならない
・調理油センサーもついている
・消費電力が少ない(ガス並みか場合によってはガスより安くなる)
■電気の基本料金が使用に応じて上がる
・大掛かりな工事が必要
・電力容量を増やす必要
■専用調理具が必要
IH調理器は構造上、耐熱ガラスのなべや土鍋は使えません。
【1】<松下電器産業>
【2】<東芝>
―――――――――――――――――――――― [No.51 2001年11月07日]
<松下電器産業>
【KZ-PW1】
↓
http://www.national.co.jp/product/hhc/cook/ih_cho/syousai/kz_pw1/ h_body0.html
<東芝>
【IHP-30VB IHC-25PA】
↓
http://www2.toshiba.co.jp/webcata/cooker/_conro.htm
<IMO>
■Goals
なべや土鍋を使えるように構造を変えたいです。
■Scenario
IHヒーターは鍋底を電気抵抗で直接発熱させるしくみのため、鍋を選びます。 アルミ鍋、耐熱ガラス鍋や土鍋、ステンレス鍋の一部商品、中華鍋や鍋底に 凹凸があるもの、鍋底の厚さが0.6mm以下のものなどは使えません。 IH対応の鍋が家にない場合、鍋の買い替えが生じて余計なコストがかかって しまうことがあります。
また、鍋底を中心に熱を加えるため、鍋の側面からの加熱が少なく、結局ガスで 加熱した方がお湯も早く沸くというガス会社の調査結果も出ています。 ガスとIH。どちらがオトクかというよりは、使い手の状況や調理の内容など、 使用用途によって判断していくのが賢明です。
IH調理器の構造は各社で共通しており、基本性能で違いを出すのは難しいです。 料理のバリエーションを広げるような専用鍋をどれだけ開発できるかなど、 使いやすさの工夫がシェア拡大の鍵を握ります。
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