2001年9月14日(金)<第27号> <見出し> ――――――――――――――――――――――――――――― 【1】 [CAD] <キャノン> 【2】 [CAE] <池上通信機> ―――――――――――――――――――――― [No.27 2001年9月14日] <キャノン> 【薄型スキャーナー】 ↓ http://www.isize.com/cgi-bin/rperl5.pl/pcsoudan/hyouka/weekly_h6-1.html http://www.optworks.co.jp/market/cao/case/cao_jirei_01.html <IMO> 薄型スキャーナー市場を切り開いたのはキャノンスキャンFB636Uでした。 スキャナー市場でトップを走るキャノン。開発チームのメンバーはわずか4人。 ベンチャー企業的な自由な雰囲気が、息の長いヒット商品を生み出しました。 ■異例の開発体制でスタート 主要メンバーの性格の違いが強さでした。 売れた理由はいくつかありました。 ・小型・軽量 (薄さ39ミリ、設置面積953.6平方センチ) ・「ワンプラグ」方式 電源ケーブルを必要とせず、USBケーブルを通じて電力を供給します。 ■外観デザインを優先 モックアップ作成後に設計図。 セイコーエプソンの製品との違いが一目でわかるよう、3つのポイントを 提示しました。 ・設置面積は世界最小 ・薄さも世界最小 ・デザイン優先 それを実現するため、それまでのデザイン図→設計図→モックアップ作成と いう流れを見直し、デザイン図から先にモックアップを作るという方法を 採用しました。 先に設計図ができると、モックアップはどうしてもそれに引っ張られます。 モックアップを先に作ってしまい、それに合わせて設計する方針を立て たのでした。企画がスタートした直後、わき上がったイメージを元に一気に デザイン図を仕上げ、それを元に設計者自らモックアップを作成しました。 「新しいものを生み出すには、どうしても中小企業的な体制とマインドが 必要だと思います。やり方を間違えなければ、キャノンに限らず日本企業 はまだまだいけると思います。」 <池上通信機> 【業務用カメラ設計】 ↓ http://salesgroup.fujitsu.com/ccce/ug/success/ikegami/01.html http://www.optworks.co.jp/market/cao/case/cao_jirei_01.html <IMO> ■製品設計における効果 ●図面レス設計を実現 部品図作成工程 ・外観部品図作成・・・・100H ・詳細部品図作成・・・・350H いずれもゼロ ●加工における効果 ・メーカ側で形状認識時間が発生しない ・寸法漏れ、詳細図追加などが不要 ・2次元で表現できない箇所のイメージ合わせが不要 ・メーカ側でCAMデータの作成が早い ・一次試作作品15点が3日で完了 従来は2週間以上 ■素朴な疑問 ・放熱対策(熱設計)はどうしているのか・・・
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