2011年3月31日(木) <第2834号>
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■■■■■■■■辛卯(かのとう)の2011年を囁く■■■■■■■■
2596.「ユニットコスト」とは1座席を1km運ぶのに必要な経費だ。
2597.今、世界は地熱発電所の建設に沸いている。
しかし日本では、1999年に東京都八丈島に地熱発電所が稼動したのを最後に、
10年以上新設はない。
どうして日本では地熱発電は停滞しているのか?
2598.不況対応では、日米の違いがある。
・米国では労働時間の増減より労働者数の増減で景気変動に対応する。
日本は逆。労働者数を変えず、好況不況に合わせて、一人ひとりの労働時間を増減させている。
・米国では不況期、労働時間と生産が同時に落ち込み、その後雇用者数が減る。
一方、日本ではまず労働時間が減少し、続いて生産が落ちこみ、最後に雇用者数が減少する。
これは日本企業では不況期を労働時間の調整、いわゆるワークシェアリングで乗り切る。
しかし米国では解雇で雇用調整するのが普通だ。
・米国では雇用調整が頻繁に起こるため労働市場がより流動的で、
再雇用にかかる時間が比較的に短い。
しかし、日本では雇用調整助成金などのような不況期における期限付きの雇用安定化政策も
あり、雇用者数の減少が一層遅れる。
・米国では景気変動と労働時間がほぼ同期する一方、日本の平均労働時間は景気に先行する。このように日本では、既に特殊技術がある人材の「数」を調整するのではなく、
企業内トレーニングの時間を増減させることで、労働者の生産性を調整している。
2599.未だに親は学歴(神話)を引きずっている。
そのため「ブランド」(大学受験時の偏差値)が仕事能力に置き換えられてしまっている。
世界の経済がグローバリゼーション(国際化)に向かっている中で、
求められるのは次のような能力だ。
・「企画力(世界に通用する新しい商品、サービスを考察する)」
・「組織力(異文化の人間関係をものともしない)」
・「克服力(失敗を恐れず、乗り越える)」
ところが、偏差値上位校(ブランド校)が上記3つの能力において優れた人材を養成する、
との根拠は全く見当たらないが・・・。
2600.面接官が高く評価する人物像がある。
自分が不得意な話題でも傍観するのではなく、
聞き役に回って話題の引き出し役に徹したり、
角度を変えて議論を深めたりする、フォロワー役を務める人物を求めている。
逆にマイナス評価は、よく分らないのに、
とにかく一生懸命な姿勢を見せるためのでしゃばり人間だ。
− 明日(4/1)は『2601.あなたは自分の不得意な分野でも取り組めるますか?』 −
<バックナンバー>
2591.東大生は悪しき学歴主義の象徴のようにいわれる。
2592.大学を出た後は、厳しい現実を生き抜いて自分の仕事を貫くことだ。
2593.女性の意見を代弁する女性議員が少ない。
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