2010年5月24日(月) <第2523号>
− Aの囁きを聴く −
部下の立場にいるAさんは、一日を通して口に出る自分の"囁き"に注意を払っていません。
上司の立場にあるあなたは、部下のAさんの"囁き"を「かがやき」に変えてみてください。
1271.人間の話し方の基礎は、小学校5年から中学3年の間に出来上がってしまう。
おとなになって早口の人は、この時期にせかせかと暮らしたからだ。
ゆっくりした口の聞き方の人は、のんびりとこの時代を過ごしたからだ。
1272.『三語で幸福にする』
聞き上手は、「なるほど」「ほう」「それで?」のたった三語で、話し手を幸福にする。
話を聞きながら、相手をいい気持ちにさせる直接の言葉は、
「なるほど」という誠意のあるうなずきであり、
「ほう」と言って、あなたの話のなかから私は新しい知識を得ましたという驚きであり、
「それでどうなりました?」という、もっと聞きたいという姿勢だ。
1273.人間関係のなかで、良いことがあったら、それはあなたのおかげですと感謝する。
悪いことがあったら、それは私の責任ですと考えれば、すべての人間関係は上手くいく。
1274.『婉曲的な表現をする』
婉曲的な表現とは、「オブラートに包んだような、遠まわしなものの言い方」だ。
「私はすぐに〜したい」と言うよりも、「そろそろ〜しませんか?」
「あなたは〜したくありませんか?」と言い回す。
1275.『「お父さん」「お母さん」と呼ぶ』
どうして日本の家庭のなかから敬語が忘れられてしまったか?
その潜在的原因は、「パパ」「ママ」にある。
どうしてか?
それは「パパ」「ママ」の下には、敬語がつきにくいからだ。
− 明日(5/25)は『1276.相手を軽んじたり』を掲載します −
<バックナンバー>
1271.人間の話し方の基礎は、小学校5年から中学3年の間に出来上がってしまう。
1272.『三語で幸福にする』
1273.人間関係のなかで、良いことがあったら、それはあなたのおかげですと感謝する。
1274.『婉曲的な表現をする』
1275.『「お父さん」「お母さん」と呼ぶ』
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