2007年4月12日（木） <第1832号>

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　−　さまざまな人たちとの対話　−

今月はコミュニケーションの約束事とコミュニケーションの現状を見ていきます。

対話の目的は、対話とコミュニケーションを理解し、その可能性を広げることにあります。

【13】行動を起こす対話
コミュニケーションは、クライアントが行動を起こす、行動を変える、行動を止めるという一連の行動にこそ、その成果を発揮します。

Q.あなたは具体的に行動に結びつくコミュニケーションとは、どのようなものですか？

Q.あなたは発見を促す質問をすることができますか？
鋭く焦点の定まった質問を投げかけます。

発見する質問とは、次のようなことを実現する質問です。
・探求と発見を提案する
・情報を得る
・問題を解決する
・曖昧な考えを明確にする
・協力を得る
・指示を明確にする
・見落とされていることを見つける

＜発見する質問の例＞
Q.あなたは何が起こって欲しいと思っていますか？
そのことについてもっと話してくださいませんか？

Q.あなたは何をすでに試してみましたか？

Q.あなたは期待したほどうまくいかなかった理由は何でしょうか？
このことに関してどんな感じがしますか？

Q.あなたの見方、視点は何ですかは？
ほかの選択肢は何ですか？

Q.あなたの過去に何が役に立ちましたか？

Q.あなたはここで最も重要なことは何ですか？

Q.あなたは〜をするに当たって何が必要でしょうか？
これを仕上げるには何が必要でしょうか？

Q.あなたは私はどんなふうにお手伝いをしたらいいですか

Q.あなたはどんな行動をとりますか？何が起こりますか？

Q.あなたはどうして、そのことがあなたにとって大切なのでしょうか？

Q.あなたは大切なことを聴き取るための質問を使うことができますか？


＜バックナンバー＞
【01】コミュニケーションを広げる
【02】コミュニケーションの約束事
【03】コミュニケーションにおける距離感
【04】コミュニケーションの事例(その1)
【05】コミュニケーションの未完了をもたらすもの(その1)
【06】コミュニケーションの未完了をもたらすもの(その2)
【07】コミュニケーションの事例(その2)
【08】コミュニケーション環境の整備
【09】コミュニケーションの未完了を完了させる
【10】コミュニケーションにおける人間関係を築く
【11】コミュニケーションのイメージをつくる(その1)
【12】コミュニケーションのイメージをつくる(その2)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(コーチ　小江戸)

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