2007年4月9日(月) <第1829号>
− さまざまな人たちとの対話 −
今月はコミュニケーションの約束事とコミュニケーションの現状を見ていきます。
対話の目的は、対話とコミュニケーションを理解し、その可能性を広げることにあります。
【10】コミュニケーションにおける人間関係を築く
1.人間関係を築くイメージ
Q.あなたはイメージ・トレーニングの方法を理解していますか?
Q.あなたはラポールを築いていますか?
Q.あなたは積極的にそして耳を傾けていますか?
Q.あなたは「相手の話に口をはさめば、私が何を言おうと相手は聞かれていないと感じるだろう」ということが分かっていますか?
Q.あなたは相手の話をしっかりと聴くために十分な時間をとっていますか?
Q.あなたは自分が正しいこと、あるいは正しい答えを知っているということよりも、相手が成長していくことに関心を持っていますか?
Q.あなたは自分は信頼されていると思いますか?
2.人間関係を築くために必要な資質
先ずは正直であること。
次にほかの人から学ぶ姿勢を持っていること。
そして自分の意図を認識し、他人に与える影響を知っていること。
さらに"モデル"となっていること。
3.人間関係を築くためのスキル
(1)自分自身について話す
クライアントとの関係を築き、相手に改めて焦点を当てることができる場合に限り、自分の体験を話す
(2)明らかにする
より理解を深めるために、クライアントが言っていることをそのまま、リピートする。
自分に聴こえていることをそのまま伝える。
(3)フィードバックする
批判や判断ではなく、理解していることを確認する。
(4)質問をする
状況の中の重要性に耳を澄ます。まだ話に出ていない、あるいははっきりしていないような、その人を取り巻く環境の中で起こっていることについて耳を傾ける。
<バックナンバー>
【01】コミュニケーションを広げる
【02】コミュニケーションの約束事
【03】コミュニケーションにおける距離感
【04】コミュニケーションの事例(その1)
【05】コミュニケーションの未完了をもたらすもの(その1)
【06】コミュニケーションの未完了をもたらすもの(その2)
【07】コミュニケーションの事例(その2)
【08】コミュニケーション環境の整備
【09】コミュニケーションの未完了を完了させる
(コーチ 小江戸)
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