2007年2月18日(日) <第1779号>
− 同族経営者のための実践講座 −
同族経営会社の後継者育成
中小企業のほとんどは同族経営です。
<対人信用をつくる>
1代目は"仕事の鬼"という場合が多く信用もあります。ところが2代目となれば対人信用は疑問視されます。1代目なら無担保でも金を貸すが、2代目では有担でという場合が多いです。
多様性を積極的に活かしましょう
多様性を活かす能力には次の3つのスキルをベースにしていました。
1)自分とは異なった人たちと協調的に仕事を進める
2)ほかの人たちの示す独得な方法にも価値を認める
3)このような独得な方法が生み出すいかなる機会も活かす
多様性を活かすと、潜在的な利益、たとえば利益率の向上、組織学習の強化、柔軟性、
さらに変化を続けるマーケットへの迅速な適応といった利益が生まれました。
多様な人材は、それぞれに異なった、重要な、競争力に適合した、
a)「いかに仕事を進めるか」
b)「いかにプロセスをデザインするか」
c)「いかにゴールを達成するか」
d)「いかに仕事を構成するか」
e)「いかに効果的チームを作り上げるか」
f)「いかにアイディアをコミュニケートするか」
g)「いかにリードするか」
などについて豊かな知識と経験を持ち込んでくれました。
そして、このような多様な知識こそが組織を向上させました。
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- 【効果的な質問】 -
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○ミッションを絞り込む質問
・あなたは周囲の人たちにどんなメッセージを伝えたいですか?
・あなたが事業を起こそうと思った理由は何ですか?
・あなたは、何をするために今ここに存在するのですか?
○ヴィジョンを広げる質問
・あなたの事業の目的は何ですか?
・あなたは10年後には、事業をどんな姿にしておきたいですか?
・あなたは顧客はあなたの事業を何業と捉えるのでしょうか?
○ゴールを明確にする質問
・あなたは事業をどんな状態で後継者にバトンタッチしたいですか?
・あなたはその戦略が実践されたときにはどんな状態が待っていますか?
・あなたは何が実現したら、事業は成功したと判定できますか?
<バックナンバー>
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