2006年9月18日(月) <第1626号> 「漢字の読み書きをしましょう」 − 国語の読解という視点から漢字力を養う − 従業員が思わず、"あっ、そうか!"とうなずく社長の一言があります。 "疾風に勁草を知る" 漢王朝再興をかかげた光武帝でしたが、多くの臣下は旗色が悪いと逃げていきました。 一人残った臣下の王覇に、光武帝がいった言葉です。 弱い草は強風で倒れてしまう。困難を経て初めて強い人間がわかるという意味です。 困難な時にこそ、人の力が問われるものです。 そのときに諦めず従ってきた部下ならば、信頼するに足るでしょう。 そして実際には、困難の中での努力が、人と企業の力を養います。 また、逆風の中でもその身を立てていれば、他社や取引先からも一目置かれ、 ビジネスチャンスも訪れるというものです。 ピンチにたった光武帝も、最後には、漢の復興を成し遂げ、後漢の祖となったのでした。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ - 【重要漢字】 - ……………………………………………………………………………………… <文化> 06.「神」は人間的現実をチョウエツした絶対的存在だ。 07.社長は高価なダイショウを払って今の地位を手に入れた。 08.僕の妻ほどスウコウは精神の持ち主はいないと思う。 09.斎藤茂吉は正岡子規のケイフに連なる歌人だ。 10.暴君の圧政に苦しむ人々は神のケンゲンを待ち望んだ。 <バックナンバー> 【01】不世出の強打者でもスランプにオチイることがある。 【02】増税反対をウッタえた政党が総選挙で大躍進した。 【03】今や二人の愛の成就をサマタげるものなど何もない。 【04】春風にサソわれて一家でピクニックに出かけた。 【05】叔父は貿易業をイトナむかたわら執筆活動をしている。 【06】大学受験にソナえて評判の高い問題集を購入した。 【07】名刑事の鋭い推理が事件のカクシンに迫る。 【08】才能ある新人の活躍が人々のカンシンを集めた。 【09】賃金引き上げのための会社とコウショウする。 【10】新製品はジュヨウが多くて生産が間に合わない。 【11】インフレは経済の成長をソガイする要因だ。 【12】不況のため企業の業績が赤字にテンカした。 【13】どんな天才的な画家でも最初はモホウから始める。 【14】パリのノートルダム寺院はゴシック建築のテンケイだ。 【15】ピアノ独奏曲をカンキョウの赴くまま一気に書き上げた。 【16】彼は西欧美術、ことに絵画史についてゾウケイが深い。 【17】芥川は『今昔物語集』をソザイにして多くの短編を書いた。 【18】耽美派の谷崎潤一郎は美とカンノウの世界を描いた。 【19】王は自らギセイとなることで国家滅亡の危機を救った。
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