2006年3月3日(金) <第1427号> 2006年新春特集「コミュニケーション・リーダー養成講座」 − あなたも12週間でリーダーになれる! − 『話し手である相手にフィードバックをする』 ○フィードバックの種類 フィードバックの伝え方には2種類あります。 1.YOUメッセージ(あなたメッセージ) 2.Iメッセージ(私メッセージ) これは、「私は○○と感じました(自分を主語にする)」 からはじまるメッセージです。 その人を見て、聞いて、自分が内側で感じた主観的事実を伝えるフィードバックです。 (1)Iメッセージの効果的な伝え方 Iメッセージのフィードバックで大切なことは、「自分の責任」で伝えることです。 「私はこう感じました」「私にはこう見えます」と伝えます。 伝える側が伝えている内容に自分で責任を持っているという「あり方」が フィードバックには大切です。 「ふつう、こうですよ」「みんな、そう言っています」というような責任のない コメントはフィードバックではありません。 (2)Iメッセージのフィードバックを伝えるときの切り口 1)自分の生体内での反応や、自分の内側で感じていることを伝えます。 「君の電話対応を聞いていると、気持ちがあたたかくなるよ」 「今の報告を聞いていたら、頭が混乱してきました」 「(電話でクライアントに)その決断を話している声が、私には力強く感じられます」など。 相手に対するネガティブな感じも、リスクを越えて自分の責任で伝えることができます。 「君がオフィスでずっとパソコンに向かっている姿をみていると、 僕には君のやる気が感じられないんだ」 「(電話でクライアントに)今の声のトーンは、いつもより暗く感じられます」 前述の「君はヤル気のない社員だ」「あなたは暗い人ですね」という評価、判断を 決めつけたメッセージとは明らかに違います。 「私にはこう感じられる」という、責任の所在をはっきりさせたフィードバックは 受けとる側にとって貴重なものです。 2)相手のノンバーバルから伝わってくるもの、聞こえるものを伝えます。 「この商品を売ろうというよりも、目の前の人を言い負かそうとしているように見えるよ」 「(電話でクライアントに)ずっとお話を伺っていると、すでに答えは決まっているように聞こえます」など。 その人が自分でも言語化しきれないノンバーバルな情報を、自分が的確に把握し、 相手にフィードバックすることは大きなサポートになります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ - 【45】リーダーシップをとろう - ……………………………………………………………………………………… − 一日一言『ありがとう』と言いましょう − 同僚たちと友情を育てましょう。 共有されたビジョンやミッションを明確にし、ほかの人たちの熱情を駆り立てました。 ほかの人たちに結果責任を負わせず、この人たちの業績達成をガイドしました。 相互に利益をもたらす関係を築きました。 職場の同僚たちと個人的な友情を育て、維持しました。 <バックナンバー> 【00】「今日一日は人を幸せにしよう」 【01】「心の機敏を知ろう」 【02】「言い争いを避けよう」 【03】「自分の弱さに気づこう」 【04】「何であっても『ありがとう』と言おう」 【05】「知らない話だから耳を傾けよう」 【06】「心を動かそう」 【07】「『ありがとう』の言葉で人を元気にしょう」 【08】「『ありがとう』を心のバロメーターにしよう」 【09】「人に声をかけよう」 【10】「自分と人とを比べないようにしよう」 【11】「一瞬の笑顔で元気にしょう」 【12】「死ぬほど苦しい思いをしよう」 【13】「自分を好きになろう」 【14】「勝ちを相手に譲ろう」 【15】「やわらかく生きよう」 【16】「今に生きよう」 【17】「憎しみにとらわれないようにしよう」 【18】「自分に負けてみよう」 【19】「豆腐のごとく生きよう」 【20】「自分を守る手段を身につけよう」 【21】「受け入れがたいことを受け入れよう」 【22】「目からウロコを落とそう」 【23】「教え教わろう」 【24】「紙一重になろう」 【25】「『してもらう』意識を持とう」 【26】「どんどん人に会おう」 【27】「『いただきます』と『ごちそうさま』を言おう」 【28】「周りの人を明るくしよう」 【29】「自分の身を守ろう」 【30】「それなりに幸せになろう」 【31】「どんな人にも『ありがとう』を言おう」 【32】「人の話を聴こう」 【33】「ほんとうの自分に立ち戻ろう」 【34】「相づちを打とう」 【35】「共感しよう」 【36】「聞き上手になろう」 【37】「パフォーマンスを出してみよう」 【38】「自分の可能性を信じよう」 【39】「説得しよう」 【40】「言葉を選ぼう」 【41】「チャレンジしよう」 【42】「ライフスタイルを変えてみよう」 【43】「共感性をもとう」 【44】「子どもたちを見守ろう」
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