2003年5月12日（月） <第523号>

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■乱視点■

○事業再生
坂本幸雄さん(55)(エルピーダメモリ社長)

「利益を継続的に出しつつ、世界のトップ3位以内に入る」という明確な戦略を掲げ、早期株式上場による資金調達、年齢・学歴・性別にとらわれない組織運営などの戦術をきちんと説明した。

戦略、戦術をはっきりと出すこと。それに納得する従業員の目は輝いてくる。戦略を固めることで、どう現在の事業を評価するか、どんな手法でビジネスを展開するかが決まってくる。日本企業の失敗はほとんど経営者の問題で、技術では全く負けていない。

再建はスピードが大事。リストラを何年もやめるようでは従業員に迷惑。決定が遅れるだけで生じる機会損失も大きい。

一番面白いのは黒字になっていく時期。死んだ目をしていた人が生き返ったようになる。良くなったら後は次の人に任せ、その人にがもっと良くしていったらいい。

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　♪ビジネスの方向転換(C29)♪　 　　
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○売り上げや勢いが急に低下するのは、なにかがうまくいっていない証拠です。
○厳しさを持って接するという事と、容赦がないこととは異なります。
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トップから学ぶ　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニッチトップ企業の社長

○「他社が苦手としている分野を自社の得意分野にすることができれば、競争力が増す」

○「うちの会社は4K(きつい、汚い、危険、格好が悪い)から新3K(働きやすい環境、働きがいのある給与、心の通った職場)に変わった」

○「バブル期に派手なことをせず、着実に投資をしてきたからこそ、今がある」

○「顧客の声を鵜呑みにするだけでは改善と同じ。世の中にない素材を作り出す気持ちが大切」

○「口がうまいだけではダメ。技術を理解した人間でなければ営業職は務まらない」
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