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2002年9月13日(金) <第282号>
■eエンジニアリングニュース
○松下電子部品は、低音域の音のひずみが従来の1/5と少ない新型スピーカーを開発しました。(2002年9月12日)
※アバウト 松下電子部品(株)< http://www.maco.panasonic.co.jp/macoj/index.html >
○リコーは、製品を開発する際に、環境基準を満たす部品を簡単に選ぶことができる設計支援システム「Σ−E」を開発しました。既に複写機など製品の開発設計に採用されています。
(2002年9月10日)
※アバウト リコーグループ・環境経営< http://www.ricoh.co.jp/ecology >
○セイコーは、1992年から機械式腕時計の復活プロジェックトに着手しています。
(2002年8月3日)
※アバウト セイコーウオッチ(株)< http://www.seiko-watch.co.jp/ >
■乱視点
○ダンパー
< http://www.mci.panasonic.co.jp/nws/article/2000_04_4.html >
スピーカー振動板の裏側に、ボイスコイルや振動板を支えるダンパーというパーツがあります。従来の布製ダンパーから樹脂製蝶ダンパーに変えたところ、音の立ち上がりが鋭いという一方、振動板の動きを妨げるため音がこもる原因となっていました。
松下電子部品の新型スピーカーは、直径が約16センチメートル、厚さが約8センチメートルです。振動板を動かす部品(ボイスコイル)を支えるダンパー代わりに、補助振動板を採用しています。低音域のひずみを抑えたといっています。因みにダンパーのないスピーカーは初めてとのこと。
○環境(に配慮した)設計
< http://www.ricoh.co.jp/ecology/action/1.html >
環境に優しい設計では、よくLCA(ライフサイクルアセスメント)を行なっていくことが重要であるといわれています(製品の素材、製造、使用、回収、分解、廃棄の各段階での製品の生涯における環境への負荷ができるだけ小さくなるよう製品開発をする)。
言葉を変えれば「3R(Reduce,Reuse,Recycle)」に配慮することともいえます。
「Σ−E」は、半導体や電子部品などの供給会社と協力し、新製品を市場に投入する時点で最新の部品を最も安いコストで調達するためのシステムで、新たに「環境情報」を盛り込んでいます。
○機械式時計
< http://homepage2.nifty.com/daiou/ >
「桜葉マーク」(時計の匠)
極薄ムーブメント(厚さ1.98ミリ)の組み立ては「板のひずみを修正する指先の力加減、10-3ミクロンの遊びをもたせながら、7個の歯車すべてを合わせ込んでいく技術。これらはほとんど勘の世界です」。
機械式時計は、金属素材、加工には先端技術を必要とし、意匠や組み立て調整には日本人の繊細な美意識と器用な技が必要といわれています。高付加価値を生む機械式腕時計は日本のモノづくりのありようを示しています。
■ピックアップリンク
○環境(に配慮した)設計を心がけています。
< http://www.mhi.co.jp/kankyohozen/products/ >
○放熱器について解説しています。
< http://www.mizuden.co.jp/prod.html >
○発光ダイオード(LED)のお話です。
< http://www.alpha-v.co.jp/hakkou-html.htm >
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