2001年11月12日(月)<第53号>
<見出し> ―――――――――――――――――――――――――――――
■今日の話題(11月12日)■
■熱交換器の設計
●ヒーター:空気やガス体の加熱を熱媒で行います。
・熱媒の種類
蒸気の場合は使用圧力、
温水の場合は入口温度と流量、
熱媒油の場合は入口温度と流量と物性値
・加熱条件
ガス入り口温度→出口温度
・風量
ファン風量と静圧 ※循環の場合は設定が必要です。
・ヒーター材質
標準の場合は鉄管+ALフィンです。
●クーラー:空気やガス体の冷却を液体、冷媒で行います。
・冷媒の種類
水道水、チラー水、工業用水、井戸水、各種冷媒の場合は品名が必要です。
・冷却条件
ガス入り口温度、湿度→出口温度
・風量
ファン風量と静圧
・ヒーター材質
標準の場合は銅管+ALフィンです。
■CAEの適用事例■
工作機械
【1】<牧野フライス>
【2】<豊田工機> ※[No.61 2001年11月30日]で紹介
【3】<スター精密> ※[No.62 2001年12月3日]で紹介
―――――――――――――――――――――― [No.53 2001年11月12日]
<牧野フライス>
【立形マシニングセンタ V33】
↓
http://www.makino.co.jp/product/new/v33.html
●ツール(有限要素解析)
NASTRAN on Main Frame→I-DEAS on EWS→MECHANICA with Pro/E→CosmosWorks with SolidWorks
●物理特性を相対評価
・絶対評価は一般設計者の仕事ではない
(満足な結果を得るには時間がかかりすぎる)
・製品ができてからの解析結果に意味は無い
(『計算値で0.5mmが実験値で1mm』でも大きな意味は無い)
●既存製品の物理特性に対する相対評価
・既存製品の物理特性に対して50%の向上
・同一の物理特性でコストダウン
・既存製品との性能比較を設計者がその場で確認
・構想段階から強度確認
<IMO>
■Goals
開発期間の短縮
■Scenario
CAE(有限要素法解析)を設計者が仕事(ルーチンワーク)としてこなせるかが鍵です。
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