2012年7月22日(日) <第3309号>
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■■■■■■■■忘却に「抗う」2012年を囁く■■■■■■■■
<<2012年埼玉の魅力>>
<<2012年川越の魅力「時の鐘」>>
【1】「蔵造り」やさしく重厚なまち
【2】「川越まつり」絢爛豪華な山車が行くまち
【3】「小江戸」江戸の面影をたたえるまち
【4】「菓子屋横丁」ぬくもりのあるまち
【5】「城下町」歩いて楽しむまち
4211.競争力を失った会社を、安易に公的資金で救い過ぎではないか。
将来、業界全体の競争環境が歪む。
また支援されなかった企業に不利益が生じる。
日航が公的資金で再建を進める間、全日空は全日空ホテルを全棟売却するなど
自力でリストラを進め、1500億円を公募増資で調達した。
同じ公の字でもこの違いは大きい。
4212.どうして公務員の給与を、削減する必要があるのか?
3つの誤解がある。
まずは民間企業の賃金も上がらないのだから、では公務員の賃金も抑制すべきなのか?
実は人事院が民間企業の給与動向を参考にしているから、
民間企業の賃金が上がらなければ、公務員の賃金も上がらない。
次に国の財政がこれだけ赤字なのだから、人件費を削るのは当然なのか?
実は財政が大赤字になったのは、国民の要求に応じて歳出を増やしていった。
その半面、国民がその負担を十分に担ってこなかったためだ。
そしてそれでも、公務員は身分が安定していて、給料も高いのだから、
もっと待遇を引き下げてもいいのではないか?
実は恵まれ過ぎているから、これを是正するというのであれば、
改めてどう是正すべきかの議論が必要なのに、そうした議論が行われた形跡がない。
4213.文化が違えば、売る商品も差別化する。
すべての人が喜ぶ商品を目指して開発を進めると、結局は誰も喜ばない商品ができる。
成功した企業の好例が日本での焼酎販売で成功した韓国のハイトジンロだ。
一に、日本向けの焼酎は甘味を90%も落とした(韓国人は甘い焼酎を好む)。
二に、水やお湯で割っても味を損ねないように成分を変えた(韓国ではストレートが普通)。
三に、パッケージを高級化し、ボトルも韓国のものより大きくして
ウイスキーを競合商品に据えた(日本での高い流通コストを吸収するために、
韓国より高い価格で売る必要があった)。
四に、広告で韓国色を消した(メイド・イン・コリアは日本では人気がない)。
4214.買収後の人材の融和は、難しい。
そこで、日本人の経営者は、さとり(悟り・SATORI)を開く。
S(Shift)は転換。視点を180度変える。
A(Adaptation)は適応。海外の人事制度を現地の事情に合わせる。
T(Talent)は才能。外国人トップの採用だ。
O(Overcoming)は克服。習慣の違いを乗り越える。
R(Rangaku)は蘭学を指す。当時の蘭学者が果たした世界との橋渡しの役割。
I(Integration)は融合の深化−買収の繰り返し−を目指す。
4215.日本企業が海外で成功するには、和魂洋才が必要だ。
− 明日(7/23)は『4216.フランスを揺さぶっている。』 −
<バックナンバー>
4201.和歌の修辞には10種類ある。
4202.京の次に大きい数の単位は「垓」だ。
4203.先憂後楽という言葉がある。
4204.国家の信用危機(ソブリンリスク)が止まらない。
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4207.日本は200日分の石油備蓄を持つ。
4208.2009年までの10年間に、240万人の雇用を海外で生み出した。
4209.グループの結束力を高めるには、価値観の共有が不可欠だ。
4210.トップには、3つのタブー(禁句)がある。
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