2009年7月29日(水) <第2226号>
− Aのしぐさを観察する −
07.「生徒の手に着目する
<優秀な教師の知的なコミュニケーション能力について>
発言したいが、恥ずかしくて手が挙げられない生徒Aがいます。
教師が生徒Aに発言を促さなければ、「言いたいことがある」という気持ちは流れていきます。
それでも困ることはないが、優秀な教師は机の上に置かれた、生徒Aの手に着目します。
「何か言いたい」という気持ちが、生徒Aの握りこぶしに力を込めさせます。
その手の動きに気づいたときに、教師は生徒Aに発言を促します。
教師と生徒Aの「阿吽の呼吸」が一致する瞬間です。
− 明日(7/30)は『08.相性の作り方』を掲載します −
<バックナンバー>
01.「頑張る」
02.「挨拶」
03.「無言の言語」
04.「語らぬ」
05.「わからせぬ」
06.「いたわる」
07.「生徒の手に着目する」
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