2009年7月22日(水) <第2219号>
− Aのしぐさを観察する −
03.「無言の言語」
それは「しぐさ」です。しぐさは1つの文化です。社会のさまざまの集団につたわる伝承の文化です。個人は、個人としてのしぐさをもち、さらにその底に集団の共通の、また社会に共通のしぐさをもちます。
人間はことばを交換することでコミュニケーションを成立させ、文化をもつように、無意識のうちに他人の身振り、しぐさをまねることで社会人となり、一文化の構成員となります。
<体が表すさまざまなしぐさ>
【目】
きょろきょろ動く・・・あなたに何か言ってほしい
視線が動かない・・・次に何を言うか考えている
見上げる・・・甘えたい、言葉をかけてほしい
【口】
ツンととんがる・・・不満の表明
唇をかむ・・・我慢している、イヤな思いを味わっている
開いている・・・リラックス、無視
【手/腕】
腕組み・・・対決、反論
手を合わせる・・・受け入れたい、真剣な気持ち、緊張
開いている・・・リラックス、無視
【体全体】
体を遠ざける・・・敬意、終わり
体を近づける・・・親密さ
※しぐさはその人のクセや、相互の力関係、話をする場面・内容によって異なる意味をもつ場合があります。
− 明日(7/23)は『<うなずく>』を掲載します −
<バックナンバー>
01. 「頑張る」
02. 「挨拶」
03.「無言の言語
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