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2009年4月10日(金) <第2116号>

                      リーダー 3/8の条件

       − 8分の3の『強み』がなければ、魅力を感じさせるリーダーになれない −

X.「ストレス・マネジメント」

ストレスはよいものでも悪いものでもありません。

10.ストレスレベル−アセスメントの結果の見方−
アセスメントAは心理面に現れるストレスをみています。
アセスメントBは身体面に現れるストレスをみています。

Aについては、12点までが平均レベル、19点までがやや注意、
それ以上は心理面でのストレスレベルがかなり高いということを意味します。

Bでは、12点までが平均レベル、17点までがやや注意、
それ以上が身体面のストレスレベルがかなり高まっているということです。

ただ、あまりに低い得点(心理面・身体面で0〜3の得点)の場合は、注意が必要です。
本当にストレスレベルが低い場合もありますが、過度のストレス状態により
心身のストレス状態に対して無感覚となっている場合も想定されるので、
見極めが必要になります。

ストレスサインに注目します。
また、あなたが「いつも感じていた」「しばしば感じた」等に○をつけた項目に注意してください。
これらは、あなたのストレスレベルが高まったときに出やすいサイン(信号)です。

ストレスサインとは、ストレスが過剰になってきたとき、心や体、行動上に現れる変化のことです。
ストレスサインの現れ方は人によってさまざまです。

イライラや集中力の低下などの心理面に現れる人もいれば、
肩こり、腹痛、目の痛みなどの身体面に現れやすい人もいます。
ストレスサインは交通信号のようなものですから、サインの頻度や程度によって
その人のストレスレベルが分かります。

自分のストレスサインを知っておくことで、ストレスが高いということに
早めに気づいていくことができます。

ですから、ストレスサインがたびたび現れたら、ストレスレベルが高い証拠ですから、
無視せず、無理しないことが大切です。

「ストレスサインに気づいたら、無視しない、無理しない」
このことを覚えておくだけで、あなたのストレス状態はかなり改善されます。

また、上司として、部下のストレスサインを知っておくことも大切です。
部下にたびたびストレスサインが現れた場合には、その場でそのことについて触れ、
無理をさせないような配慮が必要です。

Q.あなたは部下にどんなサインがみられたら、ストレスが高いと考えますか?
Q.あなたは部下のストレスレベルの高さを知るために、どんな質問ができますか?

   − 明日(4/11)は『11.行動上からみたストレスサイン(行動上の変化)』を掲載します −


<バックナンバー>
X.「ストレス・マネジメント」
00.はじめに
01.ストレスに対する理解を深める
02.自分のストレスレベルを知る
03.ストレスを理解する必要のある理由
04.ストレス・コントロールの基本                 
05.ストレスの反応を実感する
06.ストレス反応の生理学的メカニズム
07.適度なストレスレベルが最大のパフォーマンスを生む
08.ストレスレベルとサインを知る
09.セルフアセスメント ストレスレベル
10.ストレスレベル−アセスメントの結果の見方−

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