2009年3月14日(土) <第2089号>
リーダー 3/8の条件
− 8分の3の『強み』がなければ、魅力を感じさせるリーダーになれない −
V.「プロダクティビティ・マネジメント」
生産性(プロダクティビティ)とは、インプットしたもの(たとえば材料費、人件費、設備等)に対して
どのくらいアウトプット(製品、サービス等)があったのか、ということを測るための指標です。
10.テクノロジーと人の行動・生産性との関係
テクノロジーが人の行動、人間関係にどのような影響を及ぼし、その結果どのように生産性が向上するのかについて学習していきます。
Q.あなたはタテのコミュニケーションからヨコのコミュニケーションへシフトしたことがありますか?
(1)テクノロジーのプラス要素とマイナス要素
テクノロジーが人の行動や人間関係に与える影響と生産性の向上との関係について、テーマごとにみていきます。まずは、そのプラス要素とマイナス要素を検証します。
1)テクノロジーのプラス要素
テクノロジーは、ナレッジ(Knowledge)の共有化を容易にし、同じミスの多発の防止を可能にするため、生産性の向上につながります。
2)テクノロジーのマイナス要素
テクノロジーは、人の自己認識に対して脅威になる可能性もあります。たとえば自分で考える力が鈍ってしまうという現象です。ワードプロセッサーの普及により、漢字は読めるけど書けないようになってきたという話をよく耳にします。
また、テクノロジーはストレスを引き起こす可能性もあります。それはテクノストレスと呼ばれ、テクノロジーが健康に与えるストレスです。たとえば、コンピュータの普及により、スクリーン画面を見る機会が増えたことによる眼精疲労、キーボードの打ちすぎによる腱鞘炎などがあります。
最近では、テクノロジーの進歩により、扱う情報量が増加したため、処理速度の速さが求められるようになり、そのことが新たなテクノストレスとして認知されるようになってきています。このようにテクノロジーの進歩は、人の行動、つまり生産性にマイナスの要素を与える可能性もあります。
− 明日(3/15)は『(2)タテのコミュニケーションからヨコのコミュニケーションへ』を掲載します −
<バックナンバー>
V.「プロダクティビティ・マネジメント」
00.生産性(プロダクティビティ)とは
01.インプット(Input)に対するアウトプット(Output)の割合生産性
02.生産性の測定法
03.生産性を向上させる3つの方法
04.リソースを活用した生産性の向上
05.研修の生産性の向上
06.部下の生産性向上のための業績評価
07.(2)部下の業績評価のための5つのステップ1、2
08.(2)部下の業績評価のための5つのステップ ステップ3
09.(2)部下の業績評価のための5つのステップ ステップ4、5
10.テクノロジーと人の行動・生産性との関係
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