2007年6月20日(水) <第1901号>
− 感情をマネージメントする −
今回は組織のマネージメントについてご一緒に考えてみましょう。
【06】「主体的な選択」と「楽観的な捉え方」
「主体的な選択」では、どんな状況でも選択を放棄しないために何ができるかを学ぶために、「自分の価値観」をはっきりさせます。
「楽観的な捉え方」では、自分の捉え方を楽観的なそれにシフトさせていきます。
<「主体的な選択」をする>
「私はすべては自分で選んでいる」と言いながら行動すると、自分がやっていることはすべて自分が選んでそうしていることなんだ、という自覚が沸いてきます。
自分のこだわりと距離がとれると、物事を感情的な反応で選ぶのではなく、冷静に自分の意志で選ぶことができます。
<「自分の価値観」を知る>
自分の価値観を意識しながら仕事をすると、それまでとは違う取り組み方ができます。自分の価値は、「刺激的な生活」だということに気づいた人は、仕事がルーティンワークに陥りそうなとき、自分にとっての「冒険」の要素を組み込んでいます。
仕事の仕方に新しい工夫を考え、今までにないやり方をとり入れることによって、仕事に対する満足度が上がりました。
<「楽観的な捉え方」とは>
Q.あなたは楽観的ですか、悲観的ですか?
Q.あなたはうまくいっていることは、誰かのおかげだと考えますか?
Q.あなたはうまくいっていることは、今だけだと思いますか?
Q.あなたはうまくいかないのは、自分に原因があると思いますか?
Q.あなたはうまくいったのは、自分のその部分だけなのだと思いますか?
Q.あなたはうまくいかないには、全人格的に自分がだめだからだと思いますか?
… つづく …
<バックナンバー>
【00】はじめに
【01】感情のマネージメントとは
【02】自分観察(今の自分を味わうこと)
【03】自己観察の習慣のある人の特徴
【04】信念と自己認識
【05】感情を理解する
− 人件費に割かれるミーティングのコストと時間は馬鹿にならない −
対話するミーティングを心がける
【02】ミーティングの種類
ミーティングの目的に応じ、ミーティングの進め方や結論の出し方は異なっています。ミーティングを成功させるポイントは、目的を参加者全体で把握していること、最終的な落としどころのイメージをミーティングの開始時点で持っていることが必要です。
1.意思決定する
意思決定を最終的には誰がするのか、あるいはどうやって決定するのかを参加者全員が理解しています。
2.問題を解決する
問題意識(「何が上手くいかないのか」)を持って、「どうしたら上手くいくのか」を考えた上で参加しています。
3.ブレーンストーミングをする
アイディアを沢山出し合うために、参加者が自由にものが言える雰囲気づくりを意識しています。
4.フィードバックをする
参加者全員が必ず発言する機会を与えています。また、参加者がフィードバックの仕方を知っていること、ファシリテイターがフィードバックを批判や個人攻撃と感じないように気遣いしています。
5.情報を共有する
情報を共有するだけのミーティングは開催しません。上記1.から4.までの目的が同時に求められているときに、問題解決のミーティングに変わってしまいます。
ファシリテイターはミーティングの目的が途中で変わったときは、ミーティングをいったん区切り、目的の異なるミーティングとして仕切り直しています。
<ミーティングにおける役割分担>
役割分担が決まっておらず、その場の雰囲気で役割が決まるミーティングは上手き機能しません。司会役は何時の間にか自分の主張を言いはじめ、書記は自分の解釈でメモし、参加者はいつの間にか傍観者となり、どうして今自分がここにいるのかを忘れます。
こうならないために、ミーティングに参加する全員が誰が何の責任を担っているのかをミーティング開催前に認識しています。
・ファシリテイター
・参加者
・書記
… つづく …
<バックナンバー>
【01】ファシリテイターの役割
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