2002年12月17日(火) <第377号>
┏━┓ 「次世代放電加工」技術
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┗━┛ 中小企業が生き残りをかけた「オンリーワン」の技術に注目します。
< http://www.hashikawa.co.jp/ >
日時:2002年9月25日(水)
場所:『2002中小企業ビジネスフェア in TOKYO』(東京ビックサイト)
訪問先:株式会社 橋川製作所 橋川栄二社長
聞き手:オプティワークス 代表取締役 増野秀夫
◆橋川栄二社長の連絡先は…≫E-mail:info@hashikawa.co.jp Tel:082-282-0903
◆オプティワークス(増野秀夫)は…≫E-mail:mashino@optworks.co.jp Tel:049-245-9872
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経┃営┃者┃に┃向┃い┃て┃い┃ま┃す┃か┃
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私はメーカー(ソディック)にいて、スピンアウトした商売人の息子です。一般の人より3倍も4倍も商売は上手いです。でも、いまは向いていません。もっと技術を追求したいので、(経営者と技術者)の2足のわらじは履けません。
実は、親父や取引銀行からは「お前は経営者としては失格」といわれました。事実、放電加工技術はキャッチアップしましたが、顧客のキャッチアップをしていないために明日の利益に繋がる仕事が取れていません。
(競合他社で気になる会社はどこですかとお聞きしたところ)
放電加工ではありません。しかし、放電加工では食えないのも事実です。社内設備を使っての電極は放電による超微細なものはできますが、ミリ単位の電極は一般の機械加工で出来ます。われわれはその加工設備がないので提携する大手メーカーの金型工場から支給を受けていました。
いま、その工場も中国に進出してしまいました。今までお付合いいただいていた会社が海外に出てしまいましたので、これからは不安です。残念ながら、日本の銀行も個人や持っている技術には投資はしませんね。
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合┃田┃さ┃ん┃ と┃会┃わ┃れ┃ま┃す┃が┃
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インタビューの翌日(9/26)、
橋川社長は中小企業フェアのブースで大和精工社長< http://www.yamatoseiko.co.jp/ >の合田さんと会う手筈になっています。
(「その目的は何ですか」とお尋ねしたら)
トップ企業同士の連携です。いま中国の脅威を感じています。先日、中国へ行って、日本のものづくりの環境が悪くなることを実感しました。いまの会社の現状では銀行集団は融資しません。経営手腕とか顧客を見るだけで技術にはお金は出しません。
我々は、放電加工技術の先を見ています。我々は放電加工技術では絶対生き残れると思っています。また、オンリー企業として、自分たちの技術には自信を持っています。
合田さんもそうだと思いますし、我々に最も近い会社ではないかと期待しています。
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