2002年9月9日（月） <第278号>

■eエンジニアリングニュース
○セイコーエプソンは、オフィスノアの動画圧縮規格「ナンシー」に対応したシステムを開発したと発表しました。(2002年9月6日)< http://www.epson.co.jp/osirase/2002/020904.htm >
※アバウト (株)オフィスノア< http://www.nancy.co.jp/top.htm >

○サンケン電気は、2002年9月内にもデジタル制御のスイッチング電源「RSDシリーズ」を発表します。(2002年9月6日)
※アバウト サンケン電気(株)< http://www.sanken-ele.co.jp/ >

○リケンテクノスは、バスなど車両の屋根にはって熱をさえぎるシート「HSシート」を開発しました。(2002年8月16日)
※アバウト リケンテクノス(株)< http://www.rikentechnos.co.jp/ >

■乱視点
○「ナンシー」
< http://www1.nancy.co.jp/nancy/nancy_top.htm >
動画圧縮技術「ナンシー・コーデック」は、今後、携帯電話や携帯情報端末（PDA）の中核サービスになるとみられている動画の配信で、現在の主流である動画圧縮規格MPEG4」に比べ、滑らかな動画を表示でき、通常の携帯電話の規格でも利用できるといわれています。

この「ナンシー」、既存技術の手法を全く使わず、ソフトでデータを演算処理し、「MPEG4」よりデータ処理回数を減らして、処理速度を飛躍的にアップできるのが特長で画像データを処理する半導体の面積を２ミリ角まで小型化し、トランジスタ数を大幅に減らすことを可能にしました。消費電力も「MPEG4」の数10分の1に削減できるそうです。

セイコーエプソンは、自社開発の中央演算処理装置(CPU)の汎用品「S1C33ファミリー」を「ナンシー」に対応させています。

○デジタルスイッチング電源
サンケン電気の「RSDシリーズ」は、アナログ制御の従来品と比べ部品点数を6割、体積を2割それぞれ削減したといわれています。

AV機器などに組み込んで音声を処理するデジタル信号処理プロセッサー(DSP)技術を、スイッチング電源に応用して開発しました。交流から直流に変換したうえで電圧を調整する過程をデジタル制御し、回路部の部品点数を大幅に減らしました。

○遮熱・断熱
< http://www4.ocn.ne.jp/~hizawa/fp/fp_3.htm >
遮熱とは輻射熱をさえぎることで、断熱とは熱伝導を絶つことです。

「HSシート」は樹脂製シートの中に、光を反射するセラミック製の小球や顔料を混ぜています。

■ピックアップリンク
ニッチトップ企業の紹介です。
○リフレクター(反射板)用金型
< http://www.nissin-precision.com/Rrm.htm >

ここからは九州編です。
○寿司のネタなどの冷蔵ショーケース
< http://www.oho.co.jp/cold/cold.htm >

○デジタル表示する全自動血圧計
< http://www.parama-tech.com/html2/sina2.html >

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