2002年4月3日(水)<第149号>
<ユーザ導入事例紹介>
3次元CADシステム(「U-GRAPH」)
< http://www.sii.co.jp/mda/product/ug/ug.htm >
○不二精機株式会社
< http://www.fujiseiki.com/ >
不二精機は、超精密プラスチック金型(プラ型)の専業メーカーです。 将来を見越した視点からいち早いCADシステムへの取り組みで工程全体を貫く効率化を達成し、全社的なソリッド化に向けたシステムの成長を推進しています。小型高精度技術に特化した企業として3.5インチフロッピィディスクやVHSビデオカセットのハブ、CDのプラスチックケース、レンズ付きカメラの筐体の金型などを製作しています。
また、不二精機は他社に先駆けて3次元CADの検討を行ってきました。そこで不二精機では実際のシステム導入に先立って、さまざまなツールを検討し、最終的に3次元CAD/CAM/CAEシステム「U-GRAPH」の採用を決定しました。U-GRAPHの採用を決定づけた最大要因は、設計〜加工に至る一連の流れをカバーして、各工程間のバランスや連携を強化、効率的な生産環境を生み出すことができる点に魅力を感じたことでした。
ハードウェア、ソフトウェアなどを含むシステムの全コストは、当時の同社の経常利益2年分にも相当するものでしたが、将来の発展を睨んだ投資効率などを検討した結果、その導入メリットを確信し大英断が下されたのです。
<乱視点>
○3次元CADの選定
< http://www.optworks.co.jp/market/cad/index.html >
3次元CAD選びで大事なのはどんな状況で使うのか、その「活用シーン」を思い浮かべてみることです。そうすれば、どんなタイプのツールがふさわしいか自然に見えてきます。その活用シーンにはいくつかのケースが考えられます。例えば、ある映像・通信機器メーカーの設計者の場合です。
▽(3次元CAD導入後)12ヶ月
「今の業務は、既存カメラの顧客対応(改造)作業が主で元データが2Dのため2Dで改造の検討をしております。かなり大きめの砂型鋳物を使う製品のとき、重心位置を計算しなくてはならなくなり、鋳物を簡単なモデル化し手計算で行うか、3D入力するか迷ったとき3D入力しました。手計算より早く出来たと思います。今思うとこの製品は、なりはでかいが部品点数も少なく、3D設計すれば良かったとおもいます。
しかし、出図日程が大幅におくれそんな余裕は、ありませんでした。もし、3D設計したとしても3Dデータにより加工(砂型鋳物、機械加工物)されないという(気持ち)ところもあります。(現在当社のつき合っているメーカは出来ない)安い3Dで加工できるメーカをいろいろ探せれば良いとおもうのですが、2Dで検討をしている時、稜線の回り具合を頭で考えても混乱してしまうときは、3D入力します。考えてる間に形になってしまうと思いました。」
★ご意見・ご感想をお寄せ下さい。
info@optworks.co.jp
< ピックアップリンク >
< http://www.optworks.co.jp/links/index.html >
○エアーズデザイン(「3次元CAD」)
< http://www.airs-design.com/3d_cad/3d_01.htm >
○旭テック株式会社(「IronCAD」)
< http://www.hzs.co.jp/hitoto_s/no20/no20_asahitec.htm >
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