2002年1月18日(金)<第97号> ┏━━━━━━━┓ ┃今日の事例紹介┃ ┗━━━━━━━┛ ■マツダ■ ■鋳造技術 ↓ http://www.mazda.co.jp/publicity/Public/9801/980126.html ●アルミ製シリンダーブロック ・「コスワース鋳造法」がベース ・最先端のエンジン部品製造技術 従来の鋳造法では砂型の上から空気圧などでアルミ溶液を流しますが、 注入量をきめ細かく調整できず、品質のばらつきが生じていました。 マツダでは電磁ポンプで砂型の下から上にコンピュータ制御で溶液を 注入するため、局面など複雑な形状のブロックを高精度で製造でき、 仕上げの金属加工工程も大幅に省略できます。 ●特許 ↓ http://www.cnbc.or.jp/mazda/tokkyo6.html ★1/21(月)は「ノーリツ鋼機」です。 ┏━━━━━━┓ ┃今日の乱視点┃ ┗━━━━━━┛ ■伝承 匠の技■ ■マツダ ●「卓越技能者育成コース」 96年に開始。熟練技能者である一人の「伝承者」が、二人の技能継承者とともに、 1-2年間、生産ラインから離れて技能の伝承に専念する制度です。乗用車の車体の 仕上げ工程で、窓枠の部分まどにひずみや、ゆがみを見つけたら、ハンマーや電気 カンナをつかい、素早く修正するというものです。修正といっても、その精度は 1000分の12ミリという微細の世界です。もちろん、一般人の肉眼では、ほとんど わからない。 なぜ、そんなことが出来るのか。 ●「見るのではなく、手で感覚を感じるのだ」 若い弟子に「なんでこうならんのか、と口で言ってもなかなかできない」。 「盗んで覚える」という、教育手法そのものに、若手社員は慣れていないのです。 ●「機械は万全ではない。故障など、トラブルが必ず起きる。 その際に対応できる技術があるか。大量生産に入る前の試作品作りでも、 まだ、技術は必要だ」 そんな思いが熟練工のプライドを支え、後輩に技を伝承しようという動機付けにも なっています。 生産ラインから離れてでも、技能を伝えるという制度は、マツダのような大企業 だから可能な制度ですが、中小企業では、そんな余裕はないのが実情です。 ※マッチングサービスをご利用下さい。 http://www.optworks.co.jp/about/about_match.html ★1/21(月)は「掃除機」です。 ┏━━━━━━┓ ┃今日のりんく ┃ ┗━━━━━━┛ 【ピックアップリンク先】 【洗面台化粧板の落下衝撃解析】 ↓ http://www.mech-da.co.jp/animation/ani9.html 【実験モーダル解析の基礎】 ↓ http://www.nvsolutions.co.jp/ ※"実験モーダル解析の基礎知識(スライド)"をクリックして下さい。 【世界初の予圧型の球面軸受け】 ↓ http://www.hephaist.co.jp ※"球面軸受"をクリックして下さい。
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