2011年9月20日(火) <第3003号>
■■■■■■■■辛卯(かのとう)の2011年を囁く■■■■■■■■
3436.故に亡ぶ。
稽度皆明らかなるも、道らざるや、之を譬ふれば、出づるに門に由らず、
行くに径に従はざるなり。
是を以って利を求むるは、亦た難からずや。
(『列子』による)
稽<=照合し、検証する基準>と度<=節度が守れているかを判断する基準>との関係は
すべての物事において明確であるのに、(人々がこの)道理に従わないことは、
たとえるならば、家から外出する際に門から出ようとせず、
歩いて行くのに道を通らないようなものである。
こんなやり方で成功を求めても、なんと難しいことではないだろうか。
3437.大人は当然わかっているだろうか?
こんなことを指摘したら気分を害するかもしれない。
こんな伝達ミスが大惨事を招く。
3438.おい、若造。
おめえの齢じゃあまだわからねかもしれないが、
人間てえのは落ち目になると本性をさらけ出すものよ。
必死に生きていくうちに、見栄も外聞もなくなっちまうからね。
3439.「スポーツで人生を豊かに」と言われてもなあ。
何がどうなれば、どういうふうに豊かになるのかイメージしにくい。
3440.山の事故のほとんどは午後2時前後の下りで起きる。
− 明日(9/21)は『3441.1ドル=360円で固定されていた円。』 −
<バックナンバー>
3431.度は身に在り、稽は人に在り。
3432.よござんす。
3433.優等生は年を経ずして凡庸に戻る。
3434.センスは学ぶ姿勢で磨かれる。
3435.大人は本音を言うときに「ケースバイケース」という。
← Prev News Index Next→
|