2009年10月9日(金) <第2296号> − Aとのコミュニケーションをデザインする − 15.感動した新人の頃 A主任(1) 「すみませんでした。ご迷惑をおかけしました」 B課長(1) 「気にするな。きみのせいじゃない。部長がおかしい」 A主任(2) 「課長に助けてもうらうのは、これで二度目です」 B課長(2) 「以前にきみを助けてたことがあったかなぁ・・・・・・きみは優秀な営業マンだから」 A主任(3) 「新人の頃でした。私は成績が伸びないし、営業が自分に向いているのだろうかと悩んでいま した。そんなとき入社1年目の研修で課長の講義を受けたのです」 B課長(3) 「私は何を喋ったのだろう?」 A主任(4) 「課長は自信を持った口調で取引先のことだけ考えて仕事をしろ、営業成績に一喜一憂したり、 上司の顔色を気にしたりすることは最も下らないことだ、と一喝されました。その言葉で私は目 が醒めまたのです」 B課長(4) 「格好のいいことを言ったものだ」 A主任(5) 「感動しました」 B課長(5) 「でも今回はきみを失望させることになるよ。部長に脅かされて押したくも無い承認印を押そうと しているのだからね」 A主任(6) 「失望なんかしません。もともとはわたしが原因なのですから」 B課長(6) 「無理するな。部長のせいだとメモしておけ(笑)」 − 明日(10/10)は『16.設計 Vs. 営業』を掲載します − <バックナンバー> 00.子どもの心をつかむ 01.事例 02.コンビニの店員の心をつかむ? 03.レストランで接客している女性 04.職場で具合の悪そうな部下を見つけた上司 05.「わかりません」と答える研修医A 06.不定愁訴(”愚痴外来”) 07.聴き遂げる 08.真摯に耳を傾ける 09.外科医と患者 10.年配の男性のお客 11.魚売り場の店員 12.不安はあるが暗くはない家族 13.ぐっと言葉を呑み込んだ上役 14.会議室から急ぎ退室する上司
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