2009年7月6日(月) <第2203号>
− クレーマーとのコミュニケーションをデザインする −
「苦情を言ってくれる人とクレーマーは違う」
05.事例研究
「靴下」
お客様相談員:相 販売員:販 お客様:客
相5
「つかぬことをお尋ねしますが、(間を置く)・・・・・靴下のどの部分に穴があいたのですか?」
(『相』はこの先『客』がどういう出方をしてくるかを、測っている)
客4
「靴下の先だ」
相6
「先ですか・・・・・。(間を置く)では、穴のあいたのは先の上ですか下ですか?」
客5
「上だな」
相7
「そうなると爪と靴が当たったことも考えられますが、爪が伸びているようなことはありませんよね」
客6
「まあ、そんなことは分からんけれど、破れたことは確かだ」
(『客』がむかついてきた)
相8
「そうですか?」
(『相』はそばで黙っている『販』に話題を振っている)
相9
「そんなことは過去に聞いたことがない。事例はあるのか?」
販3
「そんな事例はこのブランド以外でもありません」
相10
「私もきかないよな・・・・・・」
(『相』は続けて)
相11
「お客様、お洗濯の仕方は特殊な方法なんていうことはないでしょうね」
客7
「普通だ」
(苛立っている)
− 明日(7/7)は『05.事例研究 相12から』を掲載します −
<バックナンバー>
00.はじめに
01.その筋の人との交渉術
02.実例から学ぶ
03.保護者から学校に寄せられる苦情例
04.クレーマー対応(苦情対応)の基本姿勢
05.事例研究
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