2007年9月15日(土) <第1987号>
− 受験主要5科目を学ぶという視点から『常識力』を養う −
<有名中学の受験に成功した多くのお子さんとご家庭の実態>(連載)
子ども部屋
日本は、家全体が家族単位のプライベートなく空間であり、家の中では逆に明確な仕切りを設けない、というのが昔からの住宅の基本的な設計思想でした。
ふすまや障子といった紙製の仕切りが各部屋を区切っているだけなので、隣の部屋にいるひとの気遣いや雰囲気は、たとえ戸を開かずとも五感を通じて「なんとなくわかる」。
このような微妙は人との距離感、コミュニケーションのとりかたが、日本の文化であり、かつての日本住宅はその文化に沿った形で設計されていました。
お互い五感で距離感をとり、コミュニケーションしてきた日本人の住居に、欧米型の個室をそのまま取り入れることは、やはりいささか矛盾があります。
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- 『番外』編 -
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【17】挑戦して失敗することを恐れている
「ビジネスの世界では当たり前の常識が、教育界には全く通用しない」
「他校の校長が変えようとしないのは改革しなくても罰せられないから。下手に挑戦して失敗することを恐れている」
「校長が行動すれば、学校は変えられる」
「最初の1ヵ月は、職員会議で4から5回にわたって何を提案しても全部反対された」
「まず校長が苦情や問題の対応窓口になることを決めた」
(東京都杉並区立和田中学校校長・藤原和博さん)
<バックナンバー>
『総合』編
【01】古文・漢文から解く(『国語』編)
【02】客観性を持つ(『国語』編)
【03】「右」を表現する(『国語』編)
【04】総合的な英語力が問われる(『英語』編)
【05】基本的な文の構造を理解する(『英語』編)
【06】読むより作る(英作文の鉄則)(『英語』編)
【07】「追い読み」がベスト(『英語』編)
【08】英文は訳しながら読まない(『英語』編)
【09】数式を美しくする(『数学』編)
【10】頭の中で解きながらスタートをイメージする(『数学』編)
【11】全体の見通しを立てる(『数学』編)
【12】左から右へと縦に進む(『数学』編)
【13】自分で問題を作る(『数学』編)
【14】最初の生徒指導が重要(『高校生』編)
【15】徹底的に褒めまくる(『高校生』編)
【16】校長のマネジメント力(『番外』編)
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