2007年7月30日(月) <第1940号>
− リーダーシップとは何か −
今回はご一緒に組織における7つのリーダーシップを学びましょう。
【09】もしも、プロモータータイプがリーダーだったら?
だれがリーダーに適しているか・・・。
1.もしも、プロモータータイプがリーダーだったら、計画性を持たせます。
プロモータータイプは人に「影響」したいタイプです。影響したいプロモータータイプがリーダーになると、既存の枠組みを超えて、新しいアイディアをどんどん試そうとしたり、新しい仕組みをつくろうとしたりします。
ただ、その一方でものを正確に成しとげようというアナライザー的な思考に欠けますから、どうしても計画が甘くなったり、ヴィジョンは描いたものの具体化しなかったというようなことが頻繁に起こります。
そこでプロモータータイプの「甘さ」を埋めるためには、まずはプロモータータイプの「物語」を聴きます。次にプロモータータイプのリーダーをサポートするにはアナライザー的視点を持った人材を右腕として配役します。
2.もしも、プロモータータイプがリーダーだったら、緊急性の少ないことに着手させます。
プロモータータイプのリーダーはやりたいことがはっきりしていることが多く、それ以外のことにはあまり目を向けません(特に重要だけれども緊急性の少ない事柄を脇に置いていってしまう傾向があります)。
3.もしも、プロモータータイプがリーダーだったら、情報収集させます。
プロモーターは行動を起こすときに、あまり多くの情報を必要としません。なんとなく向かう対象が魅力的にみえてしまえば、あまり精査せず、思いつきで行動を起こしてしまいます。
それはプロモータータイプの強みでもあるわけですが、リーダーという立場に立つとき、それがあまりにも度を超せば、組織にとってはリスクになります。プロモーターが思いついたことに対して、それが本当に組織にとってプラスになることなのか、十分に情報収集させ検討させます。
<バックナンバー>
【00】はじめ
【01】あなたは『物語』が作れますか?
【02】あなたは『決断』ができますか?
【03】あなたは『伝達』ができますか?
【04】あなたは『ミッション』を持っていますか?
【05】あなたは『要望』ができますか?
【06】あなたは『承認』ができますか?
【07】あなたは『質問』をしていますか?
【08】もしも、コントローラータイプがリーダーだったら?
… つづく …
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