2007年6月16日(土) <第1897号>
− 感情をマネージメントする −
今回は組織のマネージメントについてご一緒に考えてみましょう。
【03】自己観察の習慣のある人の特徴
1.自分に対しても、他者に対しても正直です。
したがって、部下やクライアントから『信頼』を得ています。
自己観察をする習慣がまったくない人は、部下やクライアントから信頼を得ていません。
2.自分の感情が仕事に与える影響を認識しています。
したがって、感情が高ぶったときに、気分を落ち着かせる『間』を持っています。
自己観察をする習慣がまったくない人は、その場の周囲の人や環境に過剰に反応しています。
3.自分の価値観や目標を持っています。
したがって、自分の価値観に合わない仕事はしません。
4.自分の弱みや強みを気軽に相手に話しています。
したがって、相手からのフィードバックを受け入れています。
自己観察をする習慣がまったくない人は、相手から脅されたり、非難されていると思い込みます。
… つづく …
<バックナンバー>
【00】はじめに
【01】感情のマネージメントとは
【02】自分観察(今の自分を味わうこと)
− 目標達成演習で共通認識が生まれる −
共働ゲーム
【08】ゲームの進め方
7.正解の提示
受講者全員に「9人の配置換え・正解」を渡し、自グループの得点を独自に計算させます。正解1つで10点、合計90点です。全員正解(9人)の場合はそれにボーナス点20点を加算します。
はじめに「このゲームは異なった情報を各自がもっているから、いくつかの観点で情報を整理しなければなりません。どのような観点の情報かを調べ、必要なもの、不必要なものを整理して判断しなければなりません。
また情報の組み合わせによっても新しい情報がわかってくるから、その作業も重要になります。これはリーダー一人の判断では到底できません。全員が共働して知恵を出し合い、整然と判断していかなければなりません。各自が勝手なことを言っているだけでは混乱するばかりです。」と言って、いちばんよい方法の説明に入ります。その方法は次のとおりです。
(1)まずは正解と同じマトリックスを作成します。
情報カードから「だれだれは・・・できない」という情報を集め、つぶしていきます。
(2)次に「独身」と「既婚」の情報の組み合わせで得られた情報で判断します。
(3)さらに「現在の所属」から得られた情報からつぶしていきます。
現在の所属部署がわかれば、そこにローテーションされるわけはないから、必然的につぶされます。こうして配属先が決まるにつれて、消えていく部署も増えていきます。
(4)最後に「メンバーの背の高さ」でチェックすれば全部決まります。
○印が答えですが、○のなかの数字は標準的に決まる順番です。ただし、必ずしもこの順番になるとは限りません。
以上が一番効率のよい決め方になります。このような手順で進めたか、マトリックス表を作成したかなどをヒヤリングするのもよいと思います。
… つづく …
<バックナンバー>
【01】概要
【02】ゲームの内容
【03】期待できる効果/対象者と時間
【04】グループ編成/準備する教材
【05】ゲームの流れ/ゲームの進め方
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