2007年6月15日(金) <第1896号>
− 感情をマネージメントする −
今回は組織のマネージメントについてご一緒に考えてみましょう。
【02】自分観察(今の自分を味わうこと)
自己観察とは、今の自分を批判や判断を加えずにただ、観察してみることです。自己観察によって、今の自分の思考、感情、自分の強み、弱み、欲求、意図、自分の判断基準、今まさに自分がとっている行動などを客観的に知ることができます。
自分のことが理解でき、把握ができていると、人は"ゆとり"を感じます。自分の内側に"ゆとり"が生まれることによって、外に目を向け、他者を理解できるようになります。優秀なコーチやリーダーは例外なく、自己観察の時間を意識的に持っています。また、仕事中でも自分の状態や感じていることに意識を向ける習慣があります。
Q.あなたは今、考えていることは何ですか?
Q.あなたは今、何をしていたいと思っていますか?
Q.あなたは今、考えていることは何ですか?
Q.あなたは今のあなたは、どんな判断基準(良い・悪い、好き・嫌い、損・得、理性・感情、他には・・・)で働いていますか?
Q.あなたは今、目の前の人とどんなふうに関わっていますか(相手が話していますか、あなたが話していますか)?
あなたは日常の中で自分の感情が動くときに、「自分観察」を実践してみてください。
… つづく …
<バックナンバー>
【00】はじめに
【01】感情のマネージメントとは
− 目標達成演習で共通認識が生まれる −
共働ゲーム
【07】ゲームの流れ
1.事前講義
25分(合計タイム25分)
2.ゲームの説明
10分(合計タイム35分)
3.ゲームの実施
40分(合計タイム75分)
4.正解の提示
5分(合計タイム80分)
5.ゲームの振り返り
20分(合計タイム100分)
6.得点の発表
5分(合計タイム105分)
7.事後講義
15分(合計タイム120分)
【08】ゲームの進め方
1.事前講義
「共働」の冠する講義を行ないます。何を学ぶのかを2点から3点に絞って学習も目標を明確にしておきます。特に共働関係づくりが重要でありことを強調しておきます。
2.グループ編成とゲームの説明
まず1グループ5名から6名ずつのグループ編成を行ない、ゲームの進め方を簡単に説明します。また各グループにセットした封筒とメモ用紙、ペンを渡します。メモには何を書いてもよいです。
次にリーダーを決めます。この決め方は自由です。
3.順位決定のルール説明
「得点票」をあらかじめ黒板/白板に書いておきます。得点は速さと正確さの合計点で順位を決めると説明します。正確さは1人合えば10点です。なお、全員が正確に行なった場合にはボーナス20点を加算します。
4.指示書の確認
リーダーに封筒を開けさせ、「「9人の配置換え・指示書」を読ませながら、みなで目的を確認させます。インストラクターは「話し合いのルール」を確認の意味で説明します。
(1)各自のもっている情報(「9人の配置換え・カード」)は口頭で他のメンバーやリーダーに伝えることができるが、みせたり渡すことはできない。
(2)メモはとってもかまわない。
(3)最終決定したら「9人の配置換え・解答用紙」に書いて、インストラクターに提出する。
(4)配置換えの部署は、生産課、開発課、営業課、技術課、管理課、調査課、総務課、経理課、人事課の9部署である。
5.ゲームの実施
「いまから40分でグループの解答を出してください」 「解答が決まったら解答用紙に書いてインストラクターに提出してください」と言ってゲームを開始します。
時間がきたら、途中(未完成)でも終了することを告げておきます。途中でルール違反をするグループが出来てきたら、それとなく注意をします。
インストラクターはゲームの途中で、あとでコメントすることをメモしておきます。共働で作業したか、役割分担したか、皆が協力し合って課題達成したか、お互いの情報提供に間違いがなかったか、計画的に作業したか、分析的に問題解決したかなどを観察しておきます。
6.ゲームの終了
時間がきたら合図をし、ゲームを終了します。完成していないグループがあってもその時点で決めた「9人の配置換え・解答用紙」を提出させます。途中で提出してきたグループは順位を控えておき、速さの得点を記録しておきます。
「得点表」を黒板/白板に書いておき、速さの得点だけは記録しておくのもよいです。
… つづく …
<バックナンバー>
【01】概要
【02】ゲームの内容
【03】期待できる効果/対象者と時間
【04】グループ編成/準備する教材
|
← Prev News Index Next→
|