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2007年5月30日(水) <第1880号>

                   − コーチングは誰のために −

コーチングに向く対象と向かない対象をはっきり認識し、それぞれに合った最適な対応をすることが大切です。

【02】コーチングするのが難しい人
<目標と現状のギャップが明確になっていない人>で<決断できる範囲が狭い人>
自分の考え方や行動が他人に依存し、受け身になっています。
・やりたいことがよくわからない
・どうやったらいいかわからない
・自分では決められない
・この職場にいる限りどうしようもない
・やっても無駄だ

まずは本人に「他人依存、受け身」であることを認識させます。
次に<目標と現状のギャップが明確になっている人>で<コーチングの成果が高い人>に向かっていく意思が確認できた場合にコーチングします。

また、次の傾向を持つ人はコーチングすることを避けます。
・新しい考え方を受け入れようとしない
・あまりにも頑固
・環境や人のせいにする
・フィードバックを受け入れない
・約束を守れない
・未完了が極端に多い
                                                  … つづく …

                − 読み・書き・そろばん(計算する)の『書く』 −

【02】視点を変えて書く
− 新たな自分を発見する −

Q.あなたは友達や家族から、自分では気づいていなかった一面を指摘された経験はないですか?

周囲のさまざななものの視点から、自分という人間を書き表してみましょう。いつもとは違った角度から自分を見つけ直すことで、自分を再発見できます。

<目標>
1.自分を見る視点を探し、自分がどう見えるかを整理します。
2.視点を定めて文体を工夫し、自分について書くます。
3.書く活動を通して、自分を見つめます。

<学習の流れ>
1.見つける・集める
視点となるものを探します。

2.深める・整理する
視点を選び、自分との関係を整理します。

3.まとめる・伝え合う
定めた視点から、文体を工夫して自分について書きます。どんな自分が見えてきたか振り返ります。

4.振り返る
次へつなげるために、視点となるものを探します。
・自分の身の回りにどんな物があり、どんな人物がいるかを考えます。

・視点を選び、自分との関係を整理します。
まずは探し出したさまざまな視点の中から、どの立場になって文章を書くかを決めます。
(選んだ物や人物は、自分とどのような関係にありますか?)
次にその視点から見た自分の姿について考えてみます。
(それが身近な人物であれば、自分のことをどのように見ているか聴いて見ましょう)

・定めた視点から、文体を工夫して自分について書きます。
a)物語・小説・報道文・紀行文・記録文など文体について知る
b)身近な物・身近な人物・自然の物・生き物など自分の身の回りについて書く

・どんな自分が見えてきたか振り返ります。
グループの中で気づいたことをそれぞれ書いた文章を読み合ってください。

・次へつなげます。
Q.あなたは視点を見つけるときにどんな工夫をしましたか?
Q.あなたは自分と視点との関係について考え、整理しましたか?
Q.あなたは文章を書くとき、どんな点に注意しましたか?
Q.あなたは文体を工夫し、定めた視点の特徴や雰囲気が見える文章になりましたか?
Q.あなたは活動を通してどのようなことに気づきましたか? 
Q.あなたは普段気づかない自分を発見することができましたか?
Q.あなたは自分を見つめ直すことができましたか?
                                                  … つづく …

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