2007年5月22日(火) <第1872号>
− コンフリクト傾向にある人たち −
コンフリクト傾向のある人たちの3つの行動
<不平不満タイプ>
・不平不満ばかり言っている
・情熱的に取り組む人に対しては、冷や水を浴びせるような態度をとる
<沈黙タイプ>
・優柔不断
・自己開示がない
A
「これではなくて、何か別の手段はないのか?」
B
「・・・・・・」(無言)
どうしてコンフリクトな行動をとるのでしょうか?
その行動にはいくつかの共通した要因があります。
1.情緒的欲求が満たされていない
・励ましを受けたことが少ない
・援助を受けたことが少ない
2.モデルがいる
・両親
・友人
・先生
・同僚
・上司
・配偶者
3.独自の価値観に基づいている
・モノコトに対する価値観
・受けた教育
・善悪の判断基準
・勉強した内容
・どんな仕事に就いているのか
… つづく …
− さまざまな人たちとの対話 −
4月に引き続き、相手とのコミュニケーションについて考えていきます。
U.夫婦の対話編
【31】相手が必要としているときに話を聴く
妻
「ねえ、あなた。ちょっと聴いてよ」
夫
「なんだよ。俺は仕事で疲れてるんだよ」
妻
「あのね、今日ね、お隣の奥さんが、ゴミのことで、また文句を言ってきたのよ」
夫
「なんだって文句言ってるんだ」
妻
「お宅は、分別がちゃんとできていないって、偉そうに。うちのゴミをのぞいているのかしら」
(奥さんは、「腹が立つ」という気持ちを、ご主人に聴いてもらいたかったのです。)
夫
「おまえが、ちゃんとやっていないんじゃないの」
(奥さんは、責められるとは思っていませんでした。)
<バックナンバー>
【23】部下を育成するときの対話集(その7)
【24】何かあったらあの上司に相談してみよう
【25】部下を大切な仲間と認め、部下の話に耳を傾けて聴こうとしている
【26】もう1つの効果的な言葉がある
【27】助言よりも「気づき」を与える
【28】話を悪口から別の方法に展開させる
【29】「話し合ってみたら」
【30】自分の気持ちを伝えると相手の心がほぐれる
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