2007年5月16日(水) <第1866号>
− コミュニケーションで潜在能力を引き出す −
コーチにとって選手との「対話」は、勝利への第一歩です。「命令口調」は百害あって一利なし。「この人、何を考えてんの」でシャットアウトされます。口先で会話を交わしても、対話にはならないのです。
さりとて、「さあ、これから対話しよう」と力みかえる必要もありません。最初は、ささやきかける感じでいいのです。
コーチ
「こんな動きってできる?」
(選手への第一声はこうです。)
コーチ
「水の中で、こう動けるかな」
(と疑問形で語りかけます。)
シンクロ選手
「うーん。たぶん、できますよ。おもしろいですね。」
コーチ
「じゃあ、こんなトレーニングをしてみようか」
シンクロ選手「それ、いいかも。やってみます。」
(と選手はトレーニング場で体を動かして始めます。)
種目が変わっても、
「どんな動きをしているの」
「こんな動きできるかな」
(で、対話は始まります。)
伸びる選手
「素直さ」と「貪欲さ」を兼ね備えています。自分が主張すべきところと、周囲のアドバイスに耳を傾けるべきところの「バランス感覚」が抜群なのです。
… つづく …
− さまざまな人たちとの対話 −
4月に引き続き、相手とのコミュニケーションについて考えていきます。
T.上司と部下の対話編
【25】部下を大切な仲間と認め、部下の話に耳を傾けて聴こうとしている
部下1
「すみません。本日提出予定の企画書なのですが、あともう少し時間がかかるので、明日までお時間をいただけないでしょうか」
上司1
「今日中には間に合わないということだね。時間は十分にあったように思うけど、何か事情があったのかな」
部下2
「はい。一昨日、突然、D社から見積もりを出すように言われまして・・・」
上司2
「なるほど。そちらを優先せざるを得なかったわけだね」
部下3
「はい。そうなんです。企画書のほうは先週から言われていたことなので、早めに取りかかっていれば、このようなことはなかったと思います」
上司3
「そうだね。段取りが大切だよね」
部下4
「今後はこのようなことのないようにしますので、今回にかぎり、明日まで待っていただけませんか」
上司4
「わかったよ。君も今回のことで勉強になったと思うから、今後はますます期待しているよ」
<バックナンバー>
【23】部下を育成するときの対話集(その7)
【24】何かあったらあの上司に相談してみよう
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