2007年5月14日(月) <第1864号>
日本という愛してやまない国の先行きを案じる
いま私たちは本当に幸せなのでしょうか?
この質問に対しては、いま日本国民一人ひとりが自ら答えを出す時期に来ているような気がしています。
職場では長期不況から立ち直るために会社はリストラを徹底しました。それは避けられない選択だったのでしょうか?リストラは正規社員を減らし雇用形態を多様化させただけではないか。
団塊のジュニア世代をフリーター化させたのは誰なのか。もしかしたら、結果的に彼らの親である団塊の世代がそうさせたのではないか、と思うときがあります。
いまの日本を見ていると、物質的には豊かですが、人の命がこれほど軽んじられ、心が貧しい国になりつつあります。子どもたちに知らない大人を見たら、走って逃げろと学校では教えます。
近所の人に声をかけられた後ずさりする小学生たち。親子がお互いに疑いあい、殺傷する。いま毎日100人近い人が自殺しています。
いまの日本国民に欠けているのは豊かな情感ではないでしょうか?
小さいころ、弱い者いじめをすると閻魔さまに地獄へ連れていかれると本気で思っていた私は、いま子どもたちの顔から喜怒哀楽の表情が少なくなっている世相を怖いと感じています。
脳をストレッチしながら、情感トレーニングが大事ではないかと考える日々が続きます。
… つづき …
− 相互評価によるゲーム −
自己評価と他者評価とのずれを発見して、自分の行動特性や性格特性、欠点をつかみ、今後の改善目標を発見していくゲームです。ある程度、お互いが知り合った時点でないとできないから、研修の最後の部分で実施します。
1.準備する教材
「相互フィードバックシート」×参加者数
時間は30分程度でグループ編成は5人から6人くらいです。
2.ゲームの進め方
(1)参加者に対し、「自己認知の実演を行なう」と宣言します。
(2)「相互フィードバックシート」を受講生全員にそれぞれのグループの人数分配り、まず自己の行動特性やパワーの強さを評価させます。
(シートの右上の自己評価にも○印をつけます)
(3)行動特性の「どちらともいえない」のところには○印をつけないようにします。
(4)残りのシートを用いてグループメンバー全員の評価をさせます。日ごろ感じていることや研修プロセスで認知したことをもとに同じ要領で評価を行ないます。
(5)シートには相手名を記入し、右上の「他者評価」に○印をつけます。
(6)他者評価したシートをお互いに交換し合い、平均点を集計し、その結果を自己評価用紙に△印で記入して自己評価と比較し、ずれを明確にします。
(7)自己評価と他者評価結果のずれの有無をお互いに発表し合い、相互検討します。
(この時点で他者評価に疑問点があれば、どうしてそうなったのかを本人に質問してもよいです。)
(8)時間があれば自己の行動改善目標を設定させ、相互に発表させます。
<バックナンバー>
【01】はじめに
【02】ゲームの内容
【03】ジョハリの窓
【04】5面分析
【05】期待できる効果
【06】対象者と時間
|
← Prev News Index Next→
|