2007年5月9日(水) <第1859号>
次の対話文を読んで、
( )に話し手の気持ちを伝え返す応答を、あなたのことばで書いてください。
(話=話し手の略 聴=聴き手の略)
1)頭にきている
話:私が新入社員なのをいいことに、先輩は私ばかりに仕事をさせて、お喋りしているんですよ、ほんとうに頭にきますよ。
聴:( )
話:ちゃんと仕事もしない人がどうしてあんなに幅を利かせているのかわかりませんよ。
聴:( )
… つづく …
− 対人認知ゲーム −
【02】ゲームの内容
対人認知力とは、相手の性格や感情、意図などを正しくつかみ取る能力のことであり、組織のなかで相互に理解を深めるにはこの対人認知力が欠かせません。
人は、相手の情報があいまいなときでも、勝手な推測や独断をしてしまい、自分自身の見方で相手をイメージしてしまうものです。
また自分の枠組みが強ければ強いほど、相手をゆがんだ形でとらえる傾向もあります。そして対人認知にゆがみをもっていると、相手はそのことを感知して防衛的になるため、ゆがみがさらに拡大していくます。
したがって、他人を正しく理解するためには、何よりもまず、自分のゆがみを正すことです。つまり、自分を知ることが出発点です。
このゲームでは、自己のもっているイメージと他人が描くイメージとのずれを明確にすることで、自分が他人にどのような姿で映っているかを知り、そのことを通じて他人を認知する力を強化していくものです。
なお、人との関係を理解していく場合、対人認知をする枠組みを活用して分析し、自己認知していきます。通常は次の2つの枠組みを活用する場合が多く、これを講義に組み込んでいきます。
1.ジョハリの窓
2.5面分析
<バックナンバー>
【01】はじめに
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