2007年5月8日(火) <第1858号>
「日産復活の答えはすべて社員の中にあった」
ゴーン氏は日産に着任するや2ヶ月かけて数100人の社員から意見を聞き、問題点を洗い出しました。幹部とのコミュニケーションを深めて負債や部品調達費の削減などの経営目標を共有させ、社員一人ひとりが「コミットメント」(直訳すると「委任、約束、責任」の意)という貢献目標を定める仕組を作りました。
Q.あなたはどうしてリーダー研修が必要だと思いますか?
それはリーダーは急には育たないからです。それはリーダー自身の仕事ぶりや行動を変えなければ、部下の行動が変容しないからです。
まずは同じ悩みを持つリーダー達が日常の自分たちの行動を自由に語り合えるような「場」が必要です。
そこでは具体的な行動改善目標を作成し、例えば、「部下をほめるのが苦手な人の場合の行動改善目標」を習慣に変えるには、『毎日1回は部下の良い点を見つけ、声に出してほめる』ことなど明日からでもすぐに挑戦できる、分かりやすい、良い「習慣」を作ることが目的です。
このような「場」の1つが教育研修であり、さまざまな研修ゲームが活用されています。
− 対人認知ゲーム −
【01】はじめに
相手を正しくつかむ能力が身につきます。
「対人認知」とは「相手を知ること」、「自己認知」は「自分を知ること」です。
しかし相手を知ること、自分を知ることは大変難しく、相手の性格や行動特性やその背後にある真の姿を理解するとなると、そう簡単ではありません。ましてやその人の価値観や信念といったことまで理解するとなるとさらに大変です。
真の相手をどう知るか。そしてまた真の自分をどう知るかは、対人関係をよりよくしていくための重要なポイントになります。それはコミュニケーション技術だけでは解決できない問題です。
日頃から対人認知の訓練を行ない、常に相手を正しくとらえる習慣を身につけていく必要があります。
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