2007年3月8日(木) <第1797号>
− 幸せなハローワーカーになるために −
転職活動の主役はキャンディテートであるあなた自身です。転職活動を支援する人材紹介会社はあくまでも脇役です。
あなた自身があなた自身を「磨く」ことができれば、転職の道は開けます。あなたがご自分と相性のよいキャリア・コンサルタントに巡り会えることで自らの転職を最短距離で達成できます。
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- 【00】キャリア・コンサルティング -
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「視野・視座・視点を変える」
いま営業部長のA氏は現在転職しようかどうか迷っています。
「今の会社では営業出身の取締役がいなくてキャリアアップできそうにない」というのがその転職の理由です。
まずはこの事例の「問題」を推測します。
・現在営業職出身の取締役がいないだけで、将来もありえないと思いこんでいることが問題
・取締役になれなければキャリアアップできないと思っていることが問題
・将来、取締役になれるような努力をしていないことが問題
・営業職出身の取締役の存在が会社にとって、いかに利益となるかを認識させる努力を
Aさんがしていないことが問題
・会社の経営戦略の問題
・経営者の人材育成に対する考え方の問題
・Aさんの転職の明確なビジョンがないことが問題等
次に問題がどこにあるのかを考えます。
さまざまな視野、視座、視点から考えることが重要です。クライアントが出してきた問題をそのこと一つに決めつけずに、いろいろな隠された問題まで含めて考えていく必要があります。
その人の立場や環境、性格によっては、それぞれの問題の捉え方は違ってきます。
キャリア・コンサルタントはできるだけ客観的にどこに問題があるのかを気づかせるためのお手伝いをします。普段から、キャリア・コンサルタントはいろいろな事例を想定し、その問題の所在を考えるトレーニングを積んでいます。
(キャリア・コンサルタント 小江戸)
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