2007年1月30日(火) <第1760号>
「天真爛漫」(No.11)
[性質・言動が飾り気のないこと]
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質問を練り上げる
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○質問を練り上げる
質問とは相手の状況、相手の興味、関心を推しはかり、自分の興味や関心とすりわせてするものです。つまるところ自分の興味と相手の興味をすりあわせて質問を考えます。
質問は思いつくものではなく、練り上げるものです。
○しっかり認める
自分の呼吸や相手の呼吸に合わせてうなずくと間が取りやすくなります。相手と自分がいったいどこでつながっているのかを強く意識しながら対話をすることが、いい質問を生み、コミュニケーション全体をいきいきとしたものにします。
相手の経験世界や相手の言っている文脈に沿う質問によって、相手の好きなものが引き出せれば、それだけでもかなり親密なコミュニケーションが成立します。その人間がいちばん力を入れている部分をしっかり認めることがコミュニケーションには必要です。
○テーマを持った質問をする
『質問力』のなさを決定付けるのは勉強不足だからです。相手に関する情報がなければいい質問はできないのです。相手に対して事前に勉強をすませておいて、相手の専門性に自分を加速させて寄り沿った上で質問をします。ひとつでもインスピレーションを得ることができれば、コミュニケーションは完全な成功です。
テーマを持った質問は、コミュニケーションを深める可能性が高いのです。相手に対してよく勉強をしていて、他の人が気づかないようなポイントを質問することによって信頼を得るのは、コミュニケーションのひとつの方法です。
(エッセイスト 大前乃英雄)
<バックナンバー>
【01】フリーターが問題なのは
【02】利益が減らない、お金が出ない節税
【03】社長の勘違い
【04】本人に気づかせる
【05】住み分ける
【06】「バンッ」とたたくと
【07】いじめも自分で
【08】話を飛ばしながら
【09】人に好かれるためには
【10】問題を作る側に立つ
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