2007年1月29日(月) <第1759号>
「天真爛漫」(No.10)
[性質・言動が飾り気のないこと]
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問題を作る側に立つ
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問題を作る側に立ってしまえば、テストはあっけいないほど簡単に解けてしまうなど受験勉強や他のすべての試験にパスするヒントがあります。
あるところまで勉強すると出題者の意図が手にとるようにわかってきます。どうしてそのようなことを聞くのか、どうしてこの選択肢を用意したのがわかり、「ああ、苦労して問題を作ったんだね」という気持ちになると、ほほ間違いなく正解を答えることができるのです。
これは「目からウロコ」の発見です。
それまで私はずっと答える側に身をおいていました。そのため、自分の価値観で答えようとしていました。当然、出題者の価値観と私の価値観がズレれば、私は不正解とみなされます。出題者は客観的な評価をしなければいけないので、私一人の価値観や深い読みにかかわっていることはできないのです。出題者はもう少し浅いところできちんとふるいにかけたいのです。
(エッセイスト 大前乃英雄)
<バックナンバー>
【01】フリーターが問題なのは
【02】利益が減らない、お金が出ない節税
【03】社長の勘違い
【04】本人に気づかせる
【05】住み分ける
【06】「バンッ」とたたくと
【07】いじめも自分で
【08】話を飛ばしながら
【09】人に好かれるためには
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