2006年12月20日(水) <第1719号> 「Always Listening」(2006年) − いつも相手の話を聞きましょう − いつでも出会いは真剣勝負です! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ - 【27】ベートウヴェン - ……………………………………………………………………………………… 人の話の「主人公」に自分がなってはいけないのです。主人公はあくまでも話し手です。先ずは相手に興味を持つことが大事です(主人公に興味を持てないドラマは、誰も見る気にはなりません)。 A「私、すごくクラシックが好きなんです。毎年ね、第九を歌っているんです。」 (ところが、Bは大の演歌好きです。) B「そうなの。素敵ですね。すごい趣味をお持ちなんですね。」 (と一応は相づちを打ちながら、言葉では「ステキですね」と言っておきながら、もうその人を受け入れることができなくなっています。) 「あら、この人とは趣味が違うわ」と思った瞬間に、もう相手の話が聴けなくなっています。 よく考えてみましょう。 Aさんは自分が第九の合唱団に参加していることを聴いてもらいたいのです。そこで、Bが「この会話は彼女が主人公あんだから、ちょっと彼女の話も聴いてみよう。」と、興味を持つと、途端に話の内容が変わってきます。 B「あ、そうですか。クラシックですか。クラシックではどんな作曲家がお好きですか?」 A「ベートウヴェンかなあ」 B「ベートウヴェンのどんなところがお好きなんですか?」 A「やっぱり、壮大なところかしら。」 Bさんが熱心に聴くとAさんはもっともっと話をするようになります。これが「聴く」ということです。自分が興味があるかどうかではなく、相手が興味を持っていることにつき合います。そうすれば、相手は「ああ、この人は私に興味を持ってくれているんだ」と感じ、どんどん心を開いてくれるようになります。 傾聴に慣れるまでには、忍耐力と集中力、そして理解力が求められます。 <"あなたが幸せになるために"99の質問を一緒に考えてみましょう。> 【29】あなたは耳と目と心でいろいろな話を聴くことができますか? 「〜を聞く」hear--->>>「聞き流す」ことができます。 「〜を聴く」Listen--->>>「行間を読む」ことができます。 「〜を訊く」ask--->>>「尋ねる」ことができます。 <バックナンバー> 【01】「お客様サービスセンター」 【02】「コールセンター」 【03】「採用面接者」 【04】「美容経営者」 【05】「コミュニケーションリーダー」 【06】「女性管理者」 【07】「プロ野球監督」 【08】「西郷隆盛」 【09】「セールスパーソン」 【10】「オペレーター(コールセンター)」 【11】「能動的な聞き方をする母親たち」 【12】「精神科医」 【13】「カウンターセールス(銀行)」 【14】「"いい感じ"の上司」 【15】「"いい感じ"の上司(その2)」 【16】「"いい感じ"の上司(その3)」 【17】「人間ドックを受けた医者」 【18】「回答者(人生相談)」 【19】「田中リーダー」 【20】「田中リーダー(その2)」 【21】「中田リーダー」 【22】「中田リーダー(その2)」 【23】「"いい感じ"の上司(その3)」 【24】「採用面接者(その2)」 【25】「話を聞いてくれる人」 【26】「話を聴いてくれる人」
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